わたくしの湯治と妻の骨休めをかねて
静岡県は伊豆市にございます
神代の湯に行ってまいりました♪
こちらは今年の正月にも一泊二日で
お世話になりまして、今回で二度目の
訪問となります。
滅多に同じところに旅行しない夫婦なので
これはよほど気に入ったということであります♪
なお、妻のブログにも今回の旅行の
模様がアップされております。
わたしとはまた観点が異なりますので、
よかったらご覧くださいませ。
海老名SAで休憩がてら、妻が握ってくれた
梅干し入りのおにぎりで昼食にしました♪
わかめふりかけがまぶっておりまして、
とてもおいしかったです💛
もっとたくさん頂きたいところなんですが、
宿の夕ご飯はボリュームが結構あります。
おなかを空けておかないといけません。
神代の湯を訪れた日は、3月28日月曜日。
ど平日だったのですが、高速道路は
ひどく混んでおりまして。
さらにはナビ情報が古くて、新しい道が
わからず、少々道に迷ってしまい、
見込みでは3時間で到着するところを
なんと5時間もかかってようやく着きました。
12時からチェックインできるのですが、
到着が遅れて1時過ぎの入宿です。
お部屋は12畳の一番広い客室に案内されました。
二人にはちょっと贅沢かなって思うくらいの
広さでしたが、連泊するので優先して
頂けたのかしら?
おかげさまで二日間とも、とてもゆったりと
過ごすことができました♪
窓を開けると、大浴場へ通じる橋と
今が盛りの大きな桜が見えました♪
遠くには小さな山並みが広がり、
少し冷たい空気が肺に清々しくて
遠くまで来た旅情を誘います。
まずは長時間の運転お疲れ様ということで
持参したお茶で一服。
こちらの宿は水がものすごくおいしい♪
汲んで帰ることもできるので、帰りには
たっぷり頂戴して家に戻る予定です。
一服した後は、お楽しみの温泉へ♪
前回、来た際には、右腕が痛風の痛みで
全く動かせず、自分で脱ぎ着することが
叶わなかったため、貸切風呂にしか
入れませんでした。
今回は大丈夫なので、待望の大浴場へ♪
神代の湯には、この広々した内風呂と、
野趣あふれる半露天のお風呂がございます♪
北投石というラジウムを出す石が使われて
いるのがここの特徴の一つ。
温泉の効果とあいまって、わたしの体の
痛みを和らげてくれそう💛
とくにこちらの露天風呂が最高に
気持ちよくてたまりませんでした♪
温泉にしては湯の温度がさほど高くない
のですが、その分、長時間浸かっていられます。
もう一つ、ミストサウナもあって、風呂と
併せて3種類も楽しむことができます。
サウナも入りましたが、そこで会った
年配の男性とすっかり意気投合して
話し込んでしまい、
その後、露天に場を移して会話が続き、
小一時間ほどお湯に浸かっておりました。
お風呂をあがると、まだ夕飯までには
だいぶ時間がありました。
勤勉なわたくしはその時間を利用して、
左手の筆記練習に励みます。
こんなところに来ても漢字練習をする
なんて、という声が聞こえてきそう。
そうこうするうちに夕方6時になりました。
お待ちかねの夕ご飯の時間でございます♪
ベジタリアンのコースを妻が予約して
おりまして、ご覧の通り、食卓には
並びきれないほどの皿数♪
こちらの料理は、すべて無化学調味料で
作られており、痛風もちのわたしにとって
安心して食べられる数少ない宿の一つ。
せっかくなので一皿ずつ、
簡単に説明しますね。
青菜を茹でたもの。
薄い醤油味だったかな?
焼き物。
どんことかぼちゃがとくに美味でした。
ひじきが入っており、こんな味かなと
想像していたのとはまるで違って、
少し甘みのある酢の物でした。
茹でたジャガイモ(?)に、ワサビをベースに
した緑色のソースがかかっています。
これ、イケます♪
レンコンとごぼうの炒め物。
白練りごまの味つけでした。
白和え、子供の頃は嫌いでした。
妻が開発したものは味がしっかりして
すごくおいしいのですが、
こちらは昔ながらの薄味。
でも、おかずのボリュームが結構あるので、
これでもしも味が濃かったら、とても全部は
いただけません。
つまり、ここは薄く味付けておくの正解♪
こちらはゼンマイ、だと思います。
豆乳のスープ。
あっさりしていて食べやすかったです。
こちらのごはんは基本、玄米。
うちの基本は五穀米なのですが、
たまには玄米もいいかなと♪
ただ、妻は二泊三日食べ続けて、
五穀ご飯が恋しくて仕方なくなってました。
米みその白いお味噌汁。
米みそもおいしいですね。
でも、これはたまの贅沢です。
うちでは豆味噌と麦味噌のミックスです。
配合は季節によって変わります。
体に良いだけでなく、味も抜群!でございます。
デザートは夏ミカン(?)、にしては
ちょっと甘みが強かったような。
別の種類かもしれません。
これに漬物が小皿でつきまして、
それを含めると合計9品。
全部食べきって、すっかりおなかが
いっぱいになりました♪
一滴もお酒を頂いてはおりませんが、
気分がよくなって相好を崩しております。
基本、マクロビ料理ということで、
味付けはいたってシンプル、かつ、薄味。
やさしい、やさしい味わいです。
若い頃はきっと嫌だったと思うのですが、
年を重ねた今はおいしく頂けました♪
ライトに照らされた中庭の桜。
ちょっと怖いような、幻想的な景色♪
満開の夜桜を横目に橋を進みまして、
夜の露天風呂に参りました♪
暗く沈む闇の中に、ぼうっと明かりが灯る
ロマンティックな小庭を愛でながら入る
温泉は、また格別な味がございます。
泊まり合わせた若いご家族の旦那さん、
多分、うちの息子くらいの年かな?
偶然、露天風呂で一緒になりまして、
すっかり話し込んでしました。
3歳と1歳の男の子がいて、子供たちの
誕生を機に、無添加の食事を徹底する
ようになったとのこと。
まだ若いお年なのに、いろいろわかって
いらっしゃって、つい、舌の回転が上がって
しまいました。
気がつけば一時間以上も経過していて、
温泉の消灯時間も過ぎていたのにも
気がつかず、長々と話し続け、
湯に浸かり続けました。
だいぶご迷惑だったんじゃないかと
反省しきりでございます。
どうしても若い方には伝えたいことが
いろいろございまして、熱が入ってしまいます。
いや、情熱というよりも、わたくしが単に
話好きな年寄りってことなんでしょうね。
こうして一日目の神代の湯は、
おいしい食事とあたたかな温泉、
思わぬ他人との楽しい交流で
過ぎていったのでございました。