DR.Z 65/45 | 遠藤淳也のレコーディング日記

遠藤淳也のレコーディング日記

仕事の様子を中心に日常の出来事等をお届け。

今までは

色々とmarshallの研究をして来ましたが、

ここで一区切りをつけて

他のアンプを研究することにしました。


それでは発表致します。



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DR.Z 65/45


DR.Zに戻ってしまいました。

前はcarmen ghiaだったのですが、

今回は6545です。

このアンプはDR.Zの中でもマイナーで

あまり知られていないというか、、

人気がないというのか、、



人と被りたくない僕には

ありがたい存在のアンプですw




代理店PCIのHPによると、、、



65/45 Head製造中止(4/5/2006現在)

Dr.Zから初めてチャンネルスイッチタイプのアンプ 登場です!

既にDr.Z Ampの中で定評のある2つのアンプを1つにまとめ切り替えできる様になっています。

1990年にデザインされたハイゲインの SRZ-65と、最近デザインされたKT-45を組み合わせたアンプです。全てハンドワイヤー、Point to Pointのプリアンプは各チャンネル独自の回路を持ち他方のチャンネルには全く干渉しません。

パワー・セクションはEL-34をペアで使う様設計され、超リニアClass A/B モードで作動します。SRZ-65は10年以上にわたって評価されてきたDr.Zアンプのサウンド、スムーズなオーバードライブを持っています。これにKT-45をベースにしたパンチの効いたトーンが加わり、2種類のベストサウンドを1台で出すことができるのです。 歌う様なハイゲインのリードからパンチの効いたリズムトーンへ、フットスイッチをクリックするだけで即ジャンプできます。

Output Tubes: 2 - EL-34
Preamp: 2つの独立したチャンネルでSRZ-65とKT-45をベース
Channel 1 (KT-45): Treble,Bass,Volume
Channnel 2(SRZ-65): Bass,Mids,Treble,Master, Gain

定価:¥460,000(税込み¥483,000)



と書かれています。


もうすでに生産中止ですから

レアですね。


流石に

DR.Zでは唯一のマルチチャンネルアンプなだけあって

定価がビックリするくらい高いですねw

DR.Zはブティック系にしては割と安いイメージなので

珍しいと思います。





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ではこの2台の別々のアンプの音はどうなのかと。

KT-45はたぶんJTM45のイメージで作られたんだと思いますが、

何せJTM45をよく知らないので何とも言えないっていうw

僕はbassmanっぽいなと思いました。

EL34にしたbassmanというか、、、



あ、JTMですねwww



海外ではHIWATT meets AC30と言われているようですが

これも良くわかりませんw



ともかく太い音のクリーンCHです。



基本は全然歪まないのですが、

クリーンでもどこか薄らと歪み成分を隠し持っている、

そんな雰囲気の音です。

この薄らと微妙に歪み成分が存在してるのが結構ポイントで

録音してオケに混ざると抜ける綺麗なクリーンに聴こえたり

するのが不思議です。
(プロのギタリストが録音でvintageのデラリバをよく使うのが
この理由からです。特に64~5年は早い段階から歪み出します)


クリーンCHですが、

フルアップにした時のクランチは素晴らしい音です。

1CHですでに2音色を手にした気分。

R.E.Mとか弾きたくなるようなクランチ。

もしくはCLASHのジョーストラマーの音みたいなイメージです。


例えが古い上にちょっとマニアックですいません。




ドライブCHのSRZ-65は

何をイメージして作られたかは知りませんが

僕には

JCM800がアップグレードされた音という印象です。


古いmarshall等は歪みの粒が荒い印象ですが、

JCMはそれらよりも粒子が細かいじゃないですか?

あんな感じです。

ドライブを上げても

実音成分がしっかりと太いまま存在してくれるので

非常にパンチがあります。



ストラトのリアでも細く感じないです



どこまでも続くサスティーンが得られる程歪まないのも

JCM800っぽいです。


何だかんだ言っても

完全にJCM800を聴いて育った世代ですので

やっぱり馴染み深い音と言いますか、



単純に良い音だなと思います。



それと僕が勝手にドライブCHと呼んでいるだけで、

ちゃんとクリーンも出ますよ。



何ならKT-45よりも滑らかなクリーンですw


ドライブの設定がシビアですが。


SRZ-65はEQが3バンドなのも使い易くて

良いですね。


ですから

これは本当に2台の違うアンプをまとめた物なんですよ。
(まぁそういう歌い文句なんですけどw)

僕は録音で使うので

これだけ音色のバリエーションがあるのは

非常にありがたいんです。


JVMもバリエーションはありましたが、

こちらはもっとキャラの違いが明確で

それぞれの質が高い感じがします。



HEADもコンパクトで

比較的軽いので(約10キロ)

オッサンにはとてもありがたいですw

JVMはやっぱりデカくて重かったですwww

置き場所をずっと固定の人は良いですけど、

僕はよく移動させて使うので。
(ブースで弾いたりコントロールルームで弾いたり)


これで2台分、しかも高次元での2台分ですからね。


以前、carrのSLANT6Vを入手する寸前でやめたのは

クリーンCHが底抜けに良いのに

ドライブCHがちょっとあか抜けない音だったからです。


あのSLANTのような惜しい感じが全く無いんです、


この65/45には!!


どちらのCHも

DR.Zらしい立ち上がりの速い音で
(でもmatchless程じゃないのもまた弾き易いんです)
太くて切れがあるので

音像が前に来ます。

そしてDR.Zの最も優れているところは

ノイズが少ないところです。


最初、ケーブルの先に2針の変換アダプターを

付けたまま使ったので

あれ、意外とノイズあるなと思いましたが、

アダプターに気付いて

ちゃんと3針で使ったらアースが取れて

静かないつものZになりましたw


新しいアンプはこれが良いですよ。

やっぱり録音に使うのにノイズが気になるのは

エンジニアにとってはストレスでしか無いんですよ。



ノイズが無いだけで音が良くなりますよ。

比べると分かりますが、

あのノイズはかなり原音をマスキングするようです。


まぁliveや自宅メインでアンプ使う人には全くどうでも

良い話ですけどねw


家庭に3針のコンセントなんか無いですし。



というわけで、


かなり個人的にですが、

僕のような人間にとっては

非常に使い勝手の良いアンプです。


日本ではなかなか見かけないアンプですけど

もし見かけたら必ず弾いてみてください。


本当は人とはあまり被りたくないので

誰にも知られたくないのですが、


このblogを読んで頂いてる方には

オススメ致しますw



とても良いアンプですよ。