蠍座の魔法 | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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とんでも占星術やら隠謀論やらオカルト等
真理探求に終わりはないようですな。

 

蠍座は水星座の不動宮

 

どうもこんにちは。

本日は蠍座のお話をいたしましょう。

 

前回記事の天秤座において「信仰=個人の中の正しさ」を武器に争う事をやめ

それぞれのもつ正義(信仰における善し悪し)の「均衡」を保つ経験領域をお話しました。

「違う」という事を理解するって奴ですね。

 

これって結局何が起きたかというと

個体が完成して新たな段階としての外界に出たという流れなんですね。

牡羊座から乙女座までの領域で個人を育成し、天秤座にて外界に出るターニングポイントを迎える訳です。

 

ハウスシステム的に考えると6ハウスまででとりあえず個人は完成しますよ。

ということです。

 

しかし私たちは地球上、宇宙という次元内にいる内は少なからず大枠の中で存在することになりますから

如何に他人、社会、世界と結びつくかが個人の自我の完成に結びついていくことになるんですよね。

つまりは生きていくことにつながる。という話です。

いや、もちろん個人の自我に完成なんてないですけどね。

輪廻は螺旋を描いてずっと続く訳ですから。

それに宇宙の次元から出たとしてもさらに外側の大枠に入る事になりますし

まぁこれは「射手座」の記事でお話させて頂くことになりますけども…。

 

 

生物というモノは変化をし続けなければ存在を保つ事が出来ないんですよ。

人の細胞ですら1日に1兆個が入れ替わってます。

 

それと同じように種族単位でも新陳代謝を上げていかなければならないんですね。

という事で我々の人格はひとつの細胞として今度はより大きな集合体に向けてコネクションを図っていくことになります。

 

言って見れば

 

人と「共存」していくことによる問題点の解決を天秤座と蠍座で行っていくんですね。

支配星を元に上記の図を作成しました。

 

内側の色分けを見て頂きたいんですけど

男性女性という概念は有生成物である我々としては一対で考えられる代物なのでワンセットにしてあります。

 

牡羊座牡牛座のセットにおいて

個人の存在の確立

 

蠍座の対向星座である牡牛座にて行われる事は至極機械的な活動

(まぁ要素だけピックアップすると全星座機械的なものと言えるんですけどね)

 

生きにゃならんから食べる訳で

食べにゃならんから働くんです。

 

牡羊座で芽生えた「自我」のきっかけを不動宮として持続させる活動が牡牛座で行われる訳です。

自分の意識を確かな物に「不動宮」として「固着」させるんですね。

 

 

天秤座・蠍座のセットにおいて他者共存の確立をしていくんですが

 

まず、世の中には「縁」というものが存在しますね。

 

それを天秤座にて発見し繋がりを作り、「固着」させ「不動」にさせるのが蠍座です。

 

では、どうやって繋がりを「固着」させるのか。

 

 

それが蠍座にあてられるワードの「種」となっていきます。

 

没頭する、夢中になる(好きなもの以外見えない)

偏愛、深く踏み込む

秘密

心理学、ソウルメイト

推理(洞察)力

セクシャル

相手の心を把握する

死と再生

魔術、オカルト、呪い

依存、支配

 

さすが蠍座の記事ですね。

物騒なワードがちょいちょい見えてますね。

 

呪いって何やねん!

って話から蠍座の種に焦点を合わせていきましょうか。

 

 

例えば!

 

「お前は一週間後にコケる!」

 

と誰かに言われたとしましょうよ。

 

すると無意識がそちらの方向に行っちゃうって類の云わば心理トリックみたいなもんでして

実際にコケてしまったらさぁ大変です。

成就致しますね。

 

しかし人を呪わば穴二つなんて言葉も存在します。

 

その発言をした呪い実行者も同じ無意識を有してしまい

逆にコケるというような事態が発生するかもしれないって奴です。

 

深淵を覗く時、お前も深淵から覗かれているのだ。

 

とは月とドラゴンヘッド、そしてASC蠍座のニーチェ大先生のお言葉です。

 

そして魔術ですけども

シャーマニズムとかと混同しちゃうとややこしくなっちゃいますね

 

シャーマニズムってのは

憑依合体アミダマル!

 

 

…ゴーストが体に入ってくる。ってヤツですけど

 

自我を主とする人間にはありえない現象をイタコ先生方はやってのけるのですが

これこそまさにニーチェ先生の言いたい事なのかもしれないんですね。

 

深淵を覗いたら深淵が覗いてたってヤツを意図的にやってのけるんですね。

 

これはどっちかというと「魚座」の領域になってきちゃうんですね

 

魔術ってのは基本的に目に見えない世界から力を呼び寄せたり

召喚しちゃいましょう。ってヤツなんですね

ここにおいて蠍座が意識している事は「異界との繋がりなんですよ

 

蠍座のキーワードは全て「繋がり」に意識が向く事に割り振られているんです。

 

では、繋がりってどうやって作るの?

って話に戻るんですけど

 

「対象物との関係自体に意味を与える」事なんです。

 

わかりやすく図で行きましょう

天秤座で行われる領域はこちら

 

それぞれのパーソナリティが現れます

金星星座の天秤座にゆかり深い「社交の場」ではこのように個人が存在します。


復習として言わせてもらえれば


自分が「鈴木セイザ子」であった場合、乙女座の段階では自分にステータス表示は付きません。

「田中ホシオ」を識別するので田中ホシオにのみステータス表示がなされます。


そこから

天秤座において初めて自分のステータス表示が表されます。


 

 

そして蠍座


 

紫色の部分が蠍座の司るモノとなります。

 

これで二人の関係に意味が付与されたんですね。

 

 

他にわかりやすい蠍座の力は経済を作る根本にもなっています。

 

ずばり紙幣

 

紙幣に物理価値なんてないんですよ。

食べられないですし。

 

着れもしない。

まして住むことも無理でしょうな。

 

衣食住を求める我々ではございますが紙幣を求める。

紙幣に物理的な効果なんてないんですけどね。

 

しかし現在の世界で強大な影響力を持ち得ているのは

紙切れに「信用価値」という呪いが付与されているからなんですね。

 

言ってみればおフダみたいなもんです。

オフダも物理的に見ちゃえばただの紙切れに落書きがしてあるだけのもんでしょう

 

しかし奉られちゃってたりするんですね。

 

そうなってきますと蠍座において支配・被支配というワードが見えてくると思います。

 

不動宮でありながら火星であるのは

動かずして相手を動けなくしてしまう様働きかけるからなんですね。

主導権は「意味」を付与する側に握られていますから

 

つまり「カリスマ」と呼ばれる存在を生み出すのも

支配、被支配を生み出すのも蠍座の火星だということです。

 

機械的に考えれば蠍座はただ繋げなければならない故に

「関係性自体に意味を付与する」という行為を行っているだけにも関わらず

 

どこかおどろおどろしいイメージが付きまとうのは

使い方を間違えると危険だからなのでしょう。

 

さすが火星です。

 

 

それでは今回はこのくらいにします

 

では!