12星座と十二支の真の関係② | 詭弁書蔵 三ツ目亭

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占星術に風穴を開けちゃおうのコーナー!

 

第二回!!

 

さあ勝手に盛り上がって続きを書いていきましょう!!!

 

 

今回も割とマニアックな記事でお送り致します!

 

 

 

前回の記事では、

 

子と巳=金星

 

配置から考えて

「子=天秤座」

「巳=牡牛座」

 

 

午=男性器

亥=男性器の付いた人

 

配置から考えて

「午=牡羊座」

「亥=蠍座」

 

という所まで話が進みました。

 

 

次は

「卯」の考察をしていきたいと思います。

 

まず「卯」との比較、考察からいきましょう。

 

「卯」の象形文字

象形文字と比較した段階で類似性が見えます。

 

強いて言うならば角度が90°違うかなというという所。

 

「卯」の意味、由来としては

 ″卯の字は育産を体現しており、この苦痛であるが偉大な過程が完成した状態を示しており、一個の新しい生命の誕生を表示している。金文の卯は甲骨文字と同様であり、小篆は字形に美観と丸みを持たせ上部に横に広がりが出ている。楷書は簡単さがなくなり、繁雑になって、模倣して(猫をまねて虎を描くということわざがある)卯になった。 

人間の胎盤はおおよそ400-500gで嬰児の6分の一程度である。卯の本義はもともと母と嬰児、胎児と胎盤の分離である。だから「分」と「産」の意味である。これが即ち卯の字の物象の源である。゛

 

以上抜粋ですが、

ここから読み取るに出産、誕生、そして胎盤と赤児

という関係を表している様に見られます。

 

蟹座の支配星は月で、母性や感情を司っていると言われています。

母親と子の関係の様なニュアンスを両者が内包しているという所も共通項と見える部分です。

 

 

卯と蟹座の記号の擦り合せをこの60点くらいの完成度で置いておくとして

 

 

次に

「未」と魚座の記号の考察に進んでしまいましょう。

 

まず「未」の意味と成り立ちです。

 

"ー未は会意文字である。許慎は甲骨文字の未の字は木に重なった枝や葉を表していると考えている。すなわち樹木の枝や葉っぱが多くの分岐が出てくることを用いて、伸び繁るさまを表している。草木の形の上にもう一筆増えているのはこの意味である。実際未の字は四つの足を踏ん張って伸び踊る嬰児からできたものだ。
 上辺の増えた一筆は嬰児の両腕が振られ動いたさまである。下辺の縦の両ばらいは、嬰児の両脚の合わさった部分と広げたさまを表す。 金文の「未」の字は甲骨文字を受けており、小篆はまた一脈受け継ぎ、楷書は隷化し「未」と書く。

 むろん「未」は草木の根から生え出す木の芽の成長からとられたもので、まだ嬰児の4肢のバタバタの動きからもその源になっており、皆どれも子女の健康に成長することを願いが深く切で切望しているものである。いわゆる「未」の本義は未然である。すなわち嬰児が今後生きるか生きられないか大きく成長するか分からない。また否定の意味もある。すなわち現在まだ夭折していないと意味もある。ー
"

 

 

 

現在、十二支の季節において、「未」の当てはまる季節は夏と秋の境目と聞きます。

 

植物は夏に伸びきって秋に実りと収穫をもたらすと考えた時に、

枝や葉っぱがさらに伸びる意味の文字が来る事に違和感が生じます。

どちらかというと3月から7月にかけての印象ですね。

 

 

では次に「未」の象形文字から

考察してみます。

 

左から順に古い文字となっているんですが

 

こういう変容の可能性を見る事が出来ます。

 

そして「卯」と蟹座同様角度の違いが生じている様に感じますね。

正直、形状の類似性で言えば一致の割合の大きい漢字なんじゃないかと言えそうです。

 

そして駆け足で恐縮ですがこのまま

 

「辰」と双子座の記号の考察に進みましょう。

 

辰の意味と由来に関しては

ある記事では以下――

 

" 「2枚貝が殻から足を出している」象形から、
「蜃(しん-蜃気楼を作り出す伝説の生物)」の意味だが、借りて

(同じ読みの部分に当て字として使って)、十二支の5番目「たつ」を意味する「辰」という漢字が成り立ちました。
※蜃気楼とは、下層大気の温度差などで空気の密度差があるとき、光の異常屈折により、見えないはずの物体が見える現象の事を言います。"

 

 

 

「辰」の象形文字

 

 

「辰」の象形文字が二枚貝が殻から足を出している。

との事ですが、

おそらく左上が貝殻で、それを上から見下ろした構図で

前方ににゅ~っと貝が出ているね。

という絵という話なんでしょうけど

 

象形文字の段階でわざわざ二枚貝をナナメに描く必要があったのか

もしくはナナメから象形文字を見たのか

 

だいたいそんなもん字にする必要があったのか

 

だったら

双子座の記号の方が二枚貝が開いた様な形状をしている気がします。

 

そこで、

今までずっと出現し続けていた角度の違いを考慮に入れて見ました。

 

 

 

 

恐らくはこの変容が途中にあったんじゃないかと思われるんですね。

 

加えてインスピレーションを感じたのが

双子座の星図

 

双子座自体が斜めなんですよね。

 

そしてこれを少しいじっただけで「辰」の象形文字が出てきます。

 

古代人が何を思って星と星を線で結んだのか

わかりようもありませんからこの方法はあまりやりたくはないのですが

これだけ明白だとやっても良いかなと!

 

先にあげた象形文字と若干の違いはありますが、

あくまで形状を模した物が記号ですから

記号の落とし込んだ時に修正されたと考えるのは妥当です。

デフォルメってやつですね。違うか

 

時代を越えてこのレベルの近似性を見られれば及第点なんじゃないかと思うんですよね!

 

 

 

 

そういえば前回の

子、巳、亥、も角度の部分で相違が出ていましたので

一旦ここでまとめてみます。

 

 

 

 

現状まだ星座盤と十二支の方位の統一性がとれてませんので

私の仮説の正当性もまだ甘いといった所でしょうか。

 

もう少しお付き合い頂ければ幸いです。

 

次は「酉」と山羊座の類似性を調べていきたいと思います。

 

まず、「酉」の象形文字

 

 

 

「酉」の成り立ち、由来としては

 

読み方:(音) ユウ (訓) とり 

 

 酉は象形文字である。

 甲骨文字の酉の字と半坡遺跡から出土した底のとがった陶器のビンの形はよく似ている。
 この字は男根の「且」の字をあらわしている。これによって酉の字の本義は男の嬰児である。母を知るが、父を知らない母系社会で男子の血縁はせいぜい下に向かって下る辿る他ない。
  申と酉の字を互いに受け継ぎ、一つは女性の共祖、一つは男性の後代に対応している。(「申」を参照) 酉の字は早くから十二支の名前に借りてその本義を失っている。酉の字が構造的に酒瓶の酉の字に似ていて、男性の祖先(先王)に酒を祭り福を祈願することから、言葉が発生し転移し、十二支の酉と醸造の酉が混淆したものだ。

金文の酉
 金文の酉は既に完全に酒瓶の形状をしている。このことはこの時代には製陶技術が大きな発展をしたためである。酉瓶は既に酒を醸造するための瓶となり、酒盛りの専用器具となった。原本の酒の字は水の形を省いた後、酉となった。金文から小篆は変質し、楷書は酉と書く。   酉の本義は逆さまの「且」である。底のとがった陶器の瓶である。即ち器の皿として酉は「尊」の初めの文字である。酒を盛る器を示し、指事詞に用いられる。(「尊」は甲骨文字では、酒瓶即ち『酉』を両手でささげ持つ形をしている。)




要は、壺とか瓶とか甕とか

そういった容器を元に作られた漢字の様ですね。

後世になるにつれ酒を入れる要素が強くなっていったとの事

 

男根説が記述されていますが

そちらよりも”底のとがった陶器”という記述に着目したい所です。

さっそく山羊座の記号との類似性を考察したい所なんですが、

 

こと山羊座の記号は他の星座記号と比べてなんか個人差というかブレがある記号だと思いません?

 

 

 

 

そもそも覚えづらいレベルの描きにくさだな、といつも思うんですよね。

 

 

なので山羊座の記号の意味する所を調べてみました。

他の星座だとそこまでしなくとも類似性や共通項が拾えたんですけども、、、。

 

 

説としては2つが広く伝わっているみたいで

 

①ヤギの神様パーンが魚に変化しそこねた姿

②古代メソポタミア神話の神エンキ

 

 

らしいです。

 

①の説はよく聞く話です。

怪物テュポーンに驚き逃げ惑う神々の一人の姿

慌てて魚に化けようとしたが、下半身のみ魚の姿になってしまったというエピソード。

 

②の説は

あまり聞かない話ですね。

古代メソポタミアの神エンキ

 

このエンキの話を詳しくしてしまうと

ブログは長くなってしまうので断腸の思いで省きます

 

 

ざっくり説明しますと

 

酒好きな水の神様

 

といった所でしょうか。

 

ざっくり過ぎるのでもう少し付け加えますと

 

世界最古の神話

シュメール神話の神様です。

 

世界的には結構重要な神様だと思うんですけどね。

何故かシュメール神話の話をするとオカルティストのカテゴリに入れられます。

なんなんですかね。

 

 

そして

エンキを表す象徴には、山羊と魚があげられます。

両者はのちに統合され、ローマ神話の時代に黄道十二星座のやぎ座を象徴する怪物カプリコルヌス(ローマ神話の神)となったとの事、

 

工芸と水と知性と創造を司る神と言われてます。

 

 

ただ、とても大事な事なので付け加えますが

 

現代まで残った情報の中で最古の古代メソポタミア文明の時代に

占星術は既に存在していた。

 

という事。

 

それは裏を返せば

シュメール神話の情報が全ての占星術・神話の歴史の源流に成りうる。

 

という事です。

 

 

つまりこの時点で何が言いたいかというと

 

山羊座=エンキ説

 

こちらのほうが信憑性が高いという事です。

 

まぁ、

どちらにせよ残った文献には

 

 

この状態の山羊座の姿でしか出てきませんでした。

当たり前ですけど。

日本に伝来した星座盤がヒットしたらこんな研究する必要ありませんからね

 

 

話を十二支に一度戻しますが

 

「卯」の星座は蟹座。と私は仮定しました。

 

そしてその対向星座は山羊座です。

 

「卯」と蟹座の考察の時に”角度”が90度ずれている。

 

という話をしたと思います。

 

という事は「酉」も90度ずれているんじゃないか

と考えるのが順当です。

 

 

そうなると「酉」の象形文字が、

 

 

 

本来この形にあったと考えるべきです。

 

 

さて!!

 

ここまで挙げた「酉」と山羊座の記号の情報を整理しますよ!

 

①酉は水を入れる陶器

②山羊座は淡水の神エンキ(酒好き)

③半分山羊(土)半分魚(水)

④酉の象形文字は左右どちらかがとがった形の陶器

 

 

 

そこから導き出された山羊座の記号の原型

 

 

 

 

 

それがこちら

 

 

 

 

 

水差し

 

 

もとい、、

 

 

水瓶!

 

山羊座なのに!

 

 

 

 

今一度先に挙げた情報を見ていきましょう。

 

まず山羊座の記号

 

 

過半数を見てジョウロや水差しを模した形なんじゃないかなと思うんですよね。

 

 

 

陶器でできた水差しを意味する記号を書いたら、

 

西洋では山羊座のマークに

 

日本では

それが縦向きになり陶器の酒の瓶として記号化されたのでは

という仮説です。

 

今一度山羊座の星図ですが

 

半分が山羊

半分が魚

とあります。

 

エンキという神様は

工芸と水と知性と創造を司る神と言いましたが

山羊の部分が工芸

魚の部分が水という意味を含むのかなと

 

続けてご覧になっていただきたいのが

水瓶座との並びです。

 

この並びの意図する所は

水差し(山羊座)から出た水の流れそのもの(水瓶座)

 

という物として古代では認知されていたんじゃないかと考えました。

 

 

しかし!

私の話で出ている山羊座の姿は現在では水瓶座の姿ですね

水瓶って言っちゃってますからね。

 

上の絵の通り

瓶から水をドバっと流す美少年の姿が水瓶座ですから

 

水瓶座の神

ガニュメーデスですが彼の役割はオリンポスの神々に不死の霊薬を出す給仕係なんですね。

 

 

しかし

 

この給仕係には先輩がいまして

その神の名がへーべーといいます。

 

 

つまり言ってみれば

 

もともとガニュメーデスは水瓶の神様ではなかった訳です。

 

ガニュメーデスは大地に雨を降らせる神でした。

 

流れで恐縮ですが

水瓶座の位置に来る十二支

「申」の話をします。

 

「申」の象形文字は、稲妻を記号にしたものから出来たと言われています。

 

意味としては稲妻を元に、

 

"折れ曲がった・伸びる・天の神"

 

といった事が内包されているそうです。

 

 

現在の水瓶座の記号はこうですが

 

 

古い星座記号をどこから発掘したかわからなくなってしまい

ソースが消失した事申し訳ないですが

かつてはこれが水瓶座の記号だったそうです

 

どちらにせよ

稲妻をモチーフにしている記号なんですね。

 

雷と雨はセットですから

大地に雨を降らせる神の記号としては妥当です。

 

上記を踏まえ、本題に戻ると

山羊座の記号の原型は「水差し」だったのではないか

 

と私は言えると思うのです。

 

 

古代メソポタミアの神エンキは淡水を司る神

淡水は農耕を行なう上で必要不可欠な物です。

 

ガニュメーデスも先輩のへーべーも

不死の霊薬ネクターを神々に給仕していたとありますが、

 

生命=水

 

ですからそれを工芸・知識・創造

いわゆる技術によって扱える様にしたその偉業。

 

そのシンボルとして畑に水をまく土器はおあつらえ向きと言えそうです。

 

重視すべきは

 

治水技術のシンボルという事です。

 

手の付けられない自然に対して

創造性と知識で生命の育みを与えた神の叡智。

 

それは山羊座の姿に反映され

器(叡智)の部分を山羊

司る物は魚(水・生命)という形になった。

 

そしてその記号を角度が違う状態で見た時、

 

底のとがった瓶

という解釈へと変換され

 

酒好きの神エンキへの供物として用意されるのが酒ということで

酒の入った壺という解釈へと成った。

 

 

皆様お忘れなき様言い沿えますが

山羊座も水瓶座も土星支配の星座

 

もしかしたらこの2星座は本来1セットだったのかもしれません。

神というのは

恩恵(山羊座・酉の統治)と荒ぶる面(水瓶座・申の破壊)との二面性を持っていますからね。

 

 

さてさて

そして出来上がるのがこの星座盤です。

 

 

ずいぶん進みました

十二支の真の姿編

 

ここまできたら最後まで読んじゃいましょう!!

毎度いいねしてくれると嬉しいです!

 

 

残りはあと三支三星座となりました!!

今回はここまでにしましょう!!

 

ではまた次回!!