ポルシェ純正のナビは機能が中途半端で使い辛いというブログをよく見かけます。

いまやナビは単に道案内やカーオーディオだけでなく、車両状態のモニタリングを含めた一つのシステムとして組み込まれているので、今までのように後から自分の好みのメーカーに交換も(ほぼ)出来なくなってきています。

ポルシェもクラリオンのOEMナビからPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネージメント)に変わっています。911でいうと991前期型までがクラリオン製OEMナビ、マイナーチェンジされた991後期型(2016年)からPCMが採用されました。

 

以前の記事でこのクラリオンOEMナビの地図のアップデート作業の事を書きましたが、古い機種ということもありこの純正ナビの機能の事について簡単にまとめてみました。

911納車後の作業 (その3) 純正ナビの地図データ バージョンアップ

(ポルシェ純正といっても年代によって機種も違ってきますので、991-1前期モデルの購入を考えている方の参考になればと思います)

 

 

【メインメニュー画面】

 

AVボタンを押すとおの画面が現れます。

 

まずはSDメモリーカードで音楽を聴く:

安い128GのSDカードにMP3データを3000曲位入れて聞いていますが、

 

・アーティスト名でリスト表示が出来ません 

これは致命的に使い辛いです。

通常はアーティスト名でフォルダーを作り、そこにアルバムのフォルダーを作る一般的な階層管理をされている方がほとんどだと思いますが、クラリオンは階層を無視してすべてのフォルダーを一列に並べて表示してしまいます。

 

表示される名前はフォルダー名(わたしの場合はアルバムタイトル)がずらずらと出てきて、450近くフォルダーがあるとそれを上下の矢印でスクロールしながらなので時間も掛かります。

せめてもの救いはアルバムのフォルダー名がアーティストフォルダー順に表示される事でしょうか。

下記画像のように山下達郎のアルバムが連続して表示されます。

いま聞いているのは452個あるフォルダーの340番フォルダー(汗)

 

・SDメモリーカードの音楽はプレイリストに対応していない

作る事も、外部で作ったリストを読むことも不可です。

アーティスト名で検索できないのらプレイリストで対応しようと思っても、ナビ側でプレイリストを作る機能がありませし、パソコンで作ったプレイリストデータをSDカードに入れてみても、プレイリスト名が表示されないのでこのナビでは全く考慮されていないということでしょう。 

 

ちなみにオーディオファイルはMP3、AAC、WMAに対応、ビデオファイルはMPEG4、WMV、H.264に対応と取説に記載があります。

 

 

・USB/iPod

ナビ本体の裏にに外部USB接続用のコネクターが用意されていますが、ポルシェはケーブルが接続されていません。

使おうと思ったら一度ナビを引き出してケーブルを接続する必要があります。

991のナビの取り外しはそれほど難しくないようですが、自分でやる気にはならないので使った事がありません。

ケーブルが接続出来れば古いiPodをミュージックサーバーで使えるのですが、、

 

・Bluetooth Audio

iPhone7のBluetoothで接続して音楽を聴くことが出来ます!

 

iPhoneの中にあるプレイリスト再生も可能

 

アーティスト名やアルバム名でも選択できます(これ位出来て当たり前ですよね)

 

ということで、私の場合は音楽を聴く場合はスマホとBluetooth接続するのが一番ストレスないです。

 

・MUSIC CATCHER

ナビでCD再生しながらSDカードに録音する機能のようですが、わたしたはiTunesでMP3に変換して使っているのでこの機能は使っていません。(使っている人居るのかな?)

CDも何倍速で録音できるのかも書かれていませんし、最新アルバムだとタイトル表示させるにもネットにつないでとか面倒くさいですね。一世代前の機能だと思います。

 

次回ハンズフリー通話編に続く