熊野市世界遺産巡り
2日目の午後は熊野市を観光タクシーで回りました。
最初は花の窟(いわや)神社、この神社は日本書紀にも記されている日本最古の神社です。この神社を含む一帯は平成16年に世界遺産に登録されました。
この巨大な岩がご神体です。
毎年2回行われる例大祭では45mほどのご神体の頂上から約170mの大綱を松のご神木に渡します。この御綱掛け神事は今年も10月2日に行われます。
岩の上部に見える綱は前回かけられた綱です。
この巨大な塔を使って綱をかけます。
当日は国道を通行止めにして道路の反対側の砂浜から大勢の人が綱を引き、
その綱を岩にかけます。残念ながら今日は見ることができません。
この後は鬼ケ城へ出かけました。世界遺産に登録されております。
魔見島(マブリカ)
鬼ケ城
土地の数回にわたる隆起と海の浸食によってできたもので、「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として世界遺産に登録されております。
千畳敷
高さ15メートル、広さ1,500㎡の広大な敷地です。
鬼ケ城から少し行ったところに獅子巌があります。
ここも世界遺産に登録されており、高さ25メートル、周囲120mの岩塊で海に向かって獅子が吠える形をしております。
この口の中にちょうど月が入る時があるとのこと。その時は大勢のカメラマンが集結するそうです。
獅子巌のある海岸は七里御浜で熊野市から紀宝町まで22キロも続いております。
このあと、丸山千枚田へ向かいました。タクシーで約30分かかります。
鬱蒼と杉などが茂った山道を進み、その先の開けたところにあります。
田んぼの真ん中に大きな岩があります。何とも不思議な景色です。
稲刈りもほとんど終わっており、見頃は過ぎておりました。
背景の山と田の景色は素晴らしく、いつまで見ていても見飽きません。
一番小さな田んぼです。2~3株しか植えられていません。
あとわずかに残っている稲を刈り取る作業が行われておりました。
丸山千枚田を眺めたあと宿まで帰りました。約2時間半の観光です。
熊野市は初めて来ましたが、とても素晴らしい景色と世界遺産を堪能できます。
熊野市は今年は暑かったせいもあり、観光客も少なかったようです。
見どころも多く、10月からは月に1回、尾鷲まで夜行列車も開通したりとまだまだ開発途上の観光地です。

























