はりまや橋 | じゃからんだの気ままな旅 

はりまや橋

札幌時計台、長崎のオランダ坂と並んで、日本の三大がっかりのひとつ、はりまや橋を訪れました。

 

はりまや橋は堀川をはさんで商売を営んでいた豪商、播磨屋と櫃屋(ひつや)がお互いの往来のため、私費を投じてつくった橋が由来だそうです。

 

 

よさこい節に「土佐の高知のはりまや橋で坊さんかんざし買うを見た」と歌われていますが、なぜ坊さんなのか、由来を調べてみました。

 

僧、慶全が竹林寺で修行をしているときに、洗濯物を届けにきていたお馬を見初めました。そこで慶全ははりまや橋の近くにある小間物屋、橘屋でかんざしを買い、お馬の関心を引こうとします。

ところがお馬の心は竹林寺の住職、純信に傾いていきました。

 

この時代、僧侶の恋はご法度、僧侶がかんざしを買うとは何事と、純信は慶全を寺から追放しました。そして恋敵がいなくなった純信とお馬は逢瀬を重ねました。

 

慶全は傷心から純信を陥れるために、「かんざしを買ったのは純信だ」と触れ回りました。

 

これが発端で二人の恋仲が露見したため、純信とお馬は駆け落ちをします。それが見つかって二人は刑罰を受け、それぞれ追放されて以後二度と会うことはありませんでした。

 

慶全はお馬に振られたばかりか、後々の世の人にまで、「坊さん かんざし 買うを見た」と歌われては救われません。最近ではよさこい節は海外でも歌われ、海外の人にまで「坊さん かんざし 買うをみた」と歌われているとは本人も予想だにしていなかったでしょう。

 

はりまや橋には高知出身の漫画家、横山隆一氏による純信とお馬のモニュメントもつくられております。

 

 

はりまや橋周辺の散策路

 

 

 

はりまや橋の東にはからくり時計がかかっておりました。

 

 

坊さんがかんざしを買った橘屋はもうありませんが、土産物屋さんには「かんざし」という名のみやげを売っておりました。

 

 

今夜の宿は土佐御苑、再び路面電車に乗ります。

 

 

 

 

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