行基寺
7月に「ブラタモリ」で岐阜県海津市の行基寺が放映されたので、近くでもあり、出かけてみました。名古屋からだと東海大橋を渡るとすぐ近くです。
この寺は松平義行公(徳川家康の曾孫)が美濃高須藩の藩主となったとき、ここを松平家の菩提寺とし、それ以後明治維新まで一般の参拝は禁止されていたとのことです。
急な坂道を上ると立派な山門が建っておりました。
本殿でお参りをしたあと、回廊式庭園を見学しました。
対面の間からは枯山水の庭園に、雄大な濃尾平野を借景にしたすばらしい景色を眺めることができます。一見の価値ある景色です。
遠くに名古屋駅前のビル群も見えます。
近くには赤い東海大橋も眺められます。
庭園は手入れが行き届いておりました。
藩主の間
櫓時計
高須藩は三万石の小さな藩ですが、格式ははなはだ高く、大大名と同格でした。
尾張藩主徳川慶勝、徳川茂徳、会津藩主松平容保、桑名藩主松平定敬は美濃高須藩松平家出身の四兄弟です。
今はあまり訪れる人もありませんが、寺の周囲には多くのもみじが植えられており、紅葉の季節にはさぞ素晴らしい景観が楽しめることでしょう。