伊豆下田 ペリーロード
コロナも収束に向かっているので、久しぶりに公共交通機関を使って旅行に出かけました。
令和3年11月7日、熱海から伊豆急で下田まで。新幹線を下りるとちょうど「踊り子号」が来たので、これに乗りました。
特急列車でもこの路線は単線なので結構時間がかかります。
伊豆急下田駅は観光客が多いようで、案内所、ロッカーなどが整っておりました。
改札口は関所になっております。
下田は金目鯛の水揚げが日本一だということなので、駅前のきんめ屋で
きんめ丼を食べました。きんめのあらを煮込んだ味噌汁もついており、とても美味でした。
明日は雨の予報なので、今日は寝姿山のロープウエイに乗ることにしました。
入り口まできたところ、停電で止まっているとのこと、思いのほかの事態です。
いつ動き出すかわからないので、急遽予定変更で、ペリーロード方面へ向かいました。
途中の宝福寺です。坂本龍馬がここで山内容堂に脱藩の罪の許しを乞ったそうです。
境内には竜馬の像がつくられておりました。
またここに下田奉行所がおかれ、ペリー来航の際、日米和親交渉の日本側全権大使の打ち合わせ場所となった寺ということです。
しばらく歩いて了仙寺。ペリーは下田に上陸すると、港からこの寺まで歩いてきました。
そしてこの寺で、日米和親条約が結ばれ、鎖国以来日本で初めて下田が開港されました。
こんな小さなお寺で日本の行く末が決められたとは驚きです。
この寺の本堂脇に横穴遺跡があります。今から1300年~1400年前の古墳時代の墓と考えられるようです。
人骨、副葬品などが出土しております。
下田港から了仙寺までペリーが歩いて行進した川沿いの道がペリーロードです。柳がしだれ、風情のある道です。
ペリーロードの途中にある長楽寺。この寺で日露和親条約が締結され、またアメリカとの間で締結された日米和親条約批准書の交換がこの寺で行われたそうです。
この寺の梵鐘は下田港までよく響き、江戸時代から時の鐘として親しまれていたということです。
ペリーロードの終わりに近い場所にある旧澤村邸です。なまこ壁と伊豆石造りの建物で無料で見物することができます。
今日の宿泊は下田プリンスホテルです。
全室オーシャンビューなので、海の景色を眺めて過ごすことができます。
明日は降水確率100%と雨の予報なので日の出は拝めそうにもありません。
本日は雨の予報でしたが、幸い傘をさすこともなく観光できました。
ただ雲が多く、夕日を見ることはできませんでした。
















