暑い日が続いておりますが、やってみましょうか。
まずは トリオ座中ちゃん「童謡一寸法師」
北海道を中心に活動していたあてぶりコント・グループ 「 トリオ座中ちゃん 」によるデビュー盤。
中心人物の中ちゃんという方が元々東京で役者として活動していたのですが、北海道に住み移りスナック店を経営しそのお店の中で披露していた「あてぶりコント」なるものがネタが受けたそうで。その人気がクチコミで広まり、お店以外の営業が増えたこともあり当時の従業員を引き連れて「 トリオ座中ちゃん 」を結成しレコードデビューしたそうです。
で、この曲はというと、タイトルの通り童謡の一寸法師をはじめとした童謡・唱歌など25曲を上手いこと繋げて当時流行したディスコサウンドに乗せてメドレー形式にしたいわゆる企画モノ。
上手いこと繋げたというのはですね・・・・・・単なる下ネタなんですけどねw
まぁ水商売で披露しているネタですからね、そうなるわな( ̄▽ ̄;)
でも意味深な感じで繋げているのでストレートでない分ちょっと伝わりづらいというか。
その手の曲が好きな人はたまらない曲かもしれませんねw
お次は 渡辺正典・世良譲トリオ「おかしな音楽 君待つ宵のデキシー・サンバ」
この曲もジャズ系の企画モノで、演奏が世良譲トリオで歌とトランペットを吹いているのが渡辺正典さん。この渡辺さんジャケットが示すとおりサッチモことルイ・アームストロングのものまねで歌うのですが、すんごい上手いんですよ。本当にサッチモが日本語で歌っている感じ。恐らく大好きだったんでしょうね。かなりのリスペクト感が伝わってきます。
でもって歌詞には「ジョノカ」とか「シーチョウ」とか「ワキウ」など往年の逆さ言葉で有名ないわゆる“ギョーカイ言葉”を織り交ぜてるんですね。まぁそれだけでも面白いのですが、ライブ盤ならではのMCやツッコミなどやり取りがビミョーで面白い。B面の「シーデキ・ラッパ 街を行く」も同様の曲なのですが、こちらは冒頭の失敗の部分まで完全収録されているのでちょっとイラついて泣けてきます(^_^; まぁ演奏は上手いんですけどね。
ちなみにこの曲の作詞・作曲は渡辺さんとあのディック・ミネさんが一緒に作ったそうです。なのでこのジャケットには最初分からなかったのですがディック・ミネさんのサインが入っているというおまけつき。
そして最後は ゴールデン・ペア「ミステリー・ラヴ」
アレコードマニアにはおなじみビューティー・ペアのライバル、ナンシー久美とビクトリア富士美によるゴールデン・ペアの「ソーダ水のむこうに/きらめく友情」に続くセカンドシングル。まぁ結局これが最後でしたがw
プロレスとは全く関係ない世界観の歌を歌っておりとにかくやらされた感が出まくっており、冒頭の「バキ・バキ・バキューン」がちょっとアレな感じなのとデビューシングル同様やる気を削がれる微妙な歌唱力は健在ですw
で、B面は限界だったのか2人は歌っておらず、ゴールデン・ヒーローズによる「ゴールデン・ヒーロー ゴールデン・ペアのテーマ」というイメージソング(当時の入場曲かしら?)が収録されています。
で、聴いてみると・・・・・・あれ?どっかで聴いた曲だな??
あ、アレだ! ミル・マスカラスだ! ジグソーの「スカイ・ハイ」だ!!ww
他にも色々と混ざっていそうな雰囲気のある完全にパクリオマージュな曲となっています( ̄▽ ̄;)
作らされるほうも色々と大変だったんだろうな、きっと・・・w
というわけでこんな感じでまた発掘してきますw(=゚ω゚)ゞ