
昨日はひと月ぶりの観劇へ。
シブゲキにて RINCO「リミット・オブ・タイムラグ」を観劇。
シブゲキにて RINCO「リミット・オブ・タイムラグ」を観劇。
ボクラ団義やENG主宰の舞台でもお馴染みの役者でもある加藤凜太郎さんが自らプロデュースした第1回目の舞台作品。当然ながら役者さんたちも先述の劇団のつながりの多い役者さんがほとんどでまぁそれだけでも面白さは折り紙つきなのですが。
【STORY】 『オーディエンス・オブ・コネクト』 とあるローカルテレビ局で、絶大な人気を誇る地元密着型の人気番組である。 急きょスペシャル特番を生放送で送ることになったスタジオでは、慌しく準備が進められていた。 ——そこに突如として流れる局内放送—— 「この局の管理センターをジャックしました〜♡」 ……電波ジャック!? 謎の人物の要求により窮地にさらされた番組を救う鍵は、テレビマンだけが知ってい る『生放送』と『真実の時間』との「タイムラグ」!? 局の存続に関わる理不尽な要求VS バラエティを作り続けてきたテレビマン。 絶対に負けられない“時間にとらわれた”戦いが、今始まる……!!と、まぁ簡単にいうとテレビ局の中で起こるハプニング系シチュエーションコメディーなのですが。
やはり噂に違わぬ面白さでした。実はこのお芝居、舞台上には時計が設置されており、時間という概念がハプニング性や緊張感をこれほどまでに出してくるのかという斬新さが実に素晴らしい。要はシチュエーションをそのまま切り取って時間どおりに話が進むのです。だから時間どおりに始まって時間どおりに終わるという本当にテレビを見ているかのような感覚と実際にお芝居が進んでいるリアルさがドタバタ系のコメディーとしてはとても楽しめました。
今回の作品も繋がりからしてボクラ団義の久保田唱さんの脚本という事でしたが、個人的にはいまひとつ物足りなかった感じ。なんというか彼の持ち味である伏線や動機付けとかが今までで一番薄かったような。まぁそれでも今回も中盤のカオス的なドタバタ感やテキトーなようでそうでないような役名がいつも通りのでしたので少し不思議な印象でしたね。しかしあんな名前一体どこで思いつくんだろうか(^_^;
まぁそういったこともあり今回の出演者の皆さんが脚本以上に内容を面白くしてくれたと思います。技量、熱量、ポテンシャル全てを兼ね備えたこれだけの役者を揃えるのは至難の業。そして誰一人はずれたり欠けることのないベストなキャスティング。これは申し分なかった。
特にこれは多分観た方のほとんどの方が感じていると思われる図師光博さん、水崎綾さん、佐藤修幸さん、そしてきょどり親方の存在感はコメディーとしては図抜けていましたよね( ´ ▽ ` ) 前者のお二人は相変わらずのハイテンション、そして後者のお二人はなんといってもパンチの効いた佇まい。(^_^;
今回の作品は意味深なセリフや設定、そして細かいところへのこだわりなどからプロデューサーの加藤凜太郎さん(実はとある役で出演もしています)のお芝居に対する良くも悪くも真摯な姿勢が透けて見えてきたように感じました。何というか舞台に対する愛情やこだわりが強すぎて全てにおいて完璧を求めすぎるから逆にもうちょっと削ぎ落とすというか余裕があったほうが良かったのかも。とはいえ1回目でコレだけの作品を創り上げたっていうのはホント素晴らしかったので、次回も必ずや期待できるからまた観てみたいですね。次はできれば複数回で。