今月も3枚ほど新作を購入しました。
まずは先月発売されたGOTTHARDの「FIREBIRTH」。


1. Starlight 2. Give Me Real 3. Remember It’s Me 4. Fight 5. Yippie Aye Yay 6. Tell Me 7. Shine 8. The Story’s Over 9. Right On 10. S.O.S 11. Take It All Back 12. I Can 13. Where Are You 14. Starlight Acoustic-Version (Bonus Track) 15. While My Guitar Gently Weeps (Exclusive Bonus Track)GOTTHARDは一昨年不慮の事故でヴォーカルのスティーヴ・リーが亡くなり今後の活動が不安視されていましたが昨年早々にバンドの継続を表明し新たにニック・メイダーを迎え今回のアルバムを完成させたわけですが・・・
ホントにヴォーカル変わりました?(;´Д`)ってくらい声がそっくりです。
高音の伸びからハスキー具合までコレほどまでに声質が似ているのも珍しい。長年スティーヴの声を聴いてきたけれども全くといっていいほど違和感はない。しかしよく聴くとスティーヴほどの深みがないのが分かる。2人の違いは声だけに関していえばそんなところだろうか。
高音の伸びからハスキー具合までコレほどまでに声質が似ているのも珍しい。長年スティーヴの声を聴いてきたけれども全くといっていいほど違和感はない。しかしよく聴くとスティーヴほどの深みがないのが分かる。2人の違いは声だけに関していえばそんなところだろうか。
ここまで似ていると彼らのライブ・パフォーマンスに支障は少ないだろうしむしろ観てみたいという気にはなる。しかもメンバーと同郷のスイス人ということでかなりバンドの統率が取れやすいようでプラス面が非常に大きいのは彼らにとって最大の幸運といっていいだろう。何しろヴォーカルが変わるということは楽曲面でもイメージ面でもバンドの方向性すら全く変わってしまう危険があったからで。それをニックの加入でまずは最大の危機を脱しただけでもGOTTARDはついているのかも知れない。
肝心のアルバムの内容はというとスティーヴ時代からの安定の楽曲陣がズラリ。コレという曲がないものの一定水準の曲ばかりなので安心して聴いていられる。ただし今作に限っていえばレオ・レオーニのギターが光っているというかかなり頑張っている気がした。ボートラのジョージ・ハリスンのカバーもなかなかのものだし。スティーヴに向けての追悼と決意表明にもとれました。まぁコレからが大事なわけであってこのアルバムは新生GOTTHARDの第一歩に過ぎない。どうやらUNISONICと一緒に来日するそうなのですがその公演のチケットが最近無事に取れたのでこちらも非常に楽しみです(´ー`)
続いてはMAROON 5の「OVEREXPOSED」

その後のロック/R&B/POPサウンドのハイブリッド感覚満載の2nd「IT WON'T BE SOON BEFORE LONG」、さらにPOP寄りになった一昨年発売の3rd「Hands All Over」と着実に彼らの音楽は成長を重ね今回4thのアルバム完成となったわけですが、完全に軸がぶれていない。それだけに聴いていて心地良さがある。いわゆる安定感というやつかもしれない。

1. One More Night 2. Payphone 3. Daylight 4. Lucky Strike 5. The Man Who Never Lied 6. Love Somebody 7. Ladykiller 8. Fortune Teller 9. Sad 10. Tickets 11. Doin' Dirt 12. Beautiful Goodbye 13. Wipe Your Eyes 14. Wasted Years 15. Kiss 16. Moves Like Jagger [Studio Recording From The Voice Performance] 17. Payphone [Supreme Cuts Remix] 18. Payphone [Cutmore Remix] 19. Payphone [Sound Of Arrows Remix]MAROON 5もバンド改名し名作「SONNGS ABOUT JANE」を出してから10周年を迎えたわけですが、そんな感じがしないのは「SONGS~」が4年越しの世界的大ヒット作だったので実質的にはまだ5~6年くらいの活動しかない感覚なのは彼らにとっては失礼なことかもしれない。
その後のロック/R&B/POPサウンドのハイブリッド感覚満載の2nd「IT WON'T BE SOON BEFORE LONG」、さらにPOP寄りになった一昨年発売の3rd「Hands All Over」と着実に彼らの音楽は成長を重ね今回4thのアルバム完成となったわけですが、完全に軸がぶれていない。それだけに聴いていて心地良さがある。いわゆる安定感というやつかもしれない。
レゲエ・ラップ調のTr.1から始まりシングルカットされたアダムのハイトーンが耳に残る爽やかなTr.2、ピアノ伴奏のみのTr.9 アコーステックなギターが印象的なTr.12など前作からのスタイルを踏襲している部分もあるが他の曲は基本的には普通のポップミュージックである。しかしボートラにあたるTr14.やTr.15(プリンスのカバー)などファンキーな要素は消えていないのが根本的な部分なのであろう。
ともすればこのアルバムは今までのファンを裏切るかも知れないが“バンドはこうあるべき”という固定観念から毎回逃れてきた彼らがまたしても違うアプローチで挑戦してきた。個人的には80年代のクロスオーバー的な懐かしささえ感じてしまうほどである。しかしMAROON 5というバンドはアナログとデジタルのサウンドの良さを両方理解している点も評価したい。ヘタをすればどっちつかずで終わってしまうのにそれでも退屈に聴こえないのはそのサウンドに合うアダムのヴォーカルの存在感しかないですね。彼の声こそがMAROON 5でありこのバンド魅力そのものであると確信した。
そして最後はメロコア・パンクの雄、OFFSPRINGの「DAYS GO BY」

そんなメロコア界の重鎮となりつつある彼らの新作は相変わらず疾走感&泣きメロの“オフスプ節”満載で大ヒット作「AMERICANA」以降顕著になったアッパーチューンやラテン、ヒップホップなど様々な彼らのルーツ・ジャンルのアプローチを今回も織り交ぜつつ、基本何も変わっちゃいない彼らの世界が構築されている。

1.The Future Is Now 2.Secrets From The Underground 3.Days Go By 4.Turning Into You 5.Hurting As One 6.Cruising California (Bumpin' In My Trunk) 7.All I Have Left Is You 8.OC Guns 9.Dirty Magic 10.I Wanna Secret Family (With You) 11.Dividing By Zero 12.Slim Pickens Does The Right Thing And Rides The Bomb To Hell彼らももう20年以上のキャリアで90年代のグランジ・オルタナブームから火がついたメロコアブームの立役者。聴きやすいメロディとハードコアの荒々しさが単調なパンク・ロックの概念を覆しHR/HMファンをも飲み込んだアメリカン・パンク・バンドたちの一大ムーブメントでしたが、2000年あたりを境に急激に衰退したもののいまだに根強いファンが多くここ日本でもファンやフォロワーたちの多さは世界屈指である。
そんなメロコア界の重鎮となりつつある彼らの新作は相変わらず疾走感&泣きメロの“オフスプ節”満載で大ヒット作「AMERICANA」以降顕著になったアッパーチューンやラテン、ヒップホップなど様々な彼らのルーツ・ジャンルのアプローチを今回も織り交ぜつつ、基本何も変わっちゃいない彼らの世界が構築されている。
ブームに乗りバカ売れしていた90年代とセールス的には芳しくなかった00年代、基本的に彼らの音楽はアプローチこそ変わったものの楽曲の質自体何も変わっていないのにはこのバンドにもやはり軸があるわけで。だからこそブレない。今回もプロデューサーにMETALLICAなどでおなじみのボブ・ロックを迎えているので音が太い。昔の彼らと比べると演奏もタイトになりこういうプロデューサーを迎えると必然的に成長したと思える。アーティストとしてこういう音を作りたいのであろう。
スタジオアルバムは近年録音機材が良くなり音質が格段と良くなってきてはいるもののかっちりしすぎてダイナミズムをなくして来ているのが実情。だからライブで感じる音は数倍にも良く聴こえるのである。だからこそこういうバンドは楽曲もさることながらもっとダイナミズムを追求してもらいたいと思う。
しかしOFFSPRINGはなぜライブ盤を作らないのであろうか?(´・ω・`)(ボートラとかは結構あるのに)
しかしOFFSPRINGはなぜライブ盤を作らないのであろうか?(´・ω・`)(ボートラとかは結構あるのに)