47.スナッキーで踊ろう(海道はじめ、スナッキーガールズ) | 新・づらづら日記

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お待たせしました。今年一番の暑さの今日はコレです。
                                                                                                                        
スナッキーで踊ろう(海道はじめ、スナッキーガールズ)

 

作詞:三浦康照
作曲:船村徹

 

 

レコード:SAS-1033(1968年)コロムビア
CD:PCD-1513(1993年)P-VINE 他

 

 

入手難易度:☆☆☆
コサキン度:☆☆☆

 

 

 

 

 「もだえ」や「君はトロピカル」などと共にコサキン中期に発掘された名曲中の名曲。元々は「幻の名盤解放歌集」シリーズのCDに収められその中から紹介されたのがきっかけで、その後は海道さんを探す企画なども行われ見事探し出すことに成功、ゲスト出演もされるなどかなり大掛かりな企画になったこともあり各方面でも話題となり所謂「モンド歌謡」ブームの火付け役的存在となりました。こちらで聴けます。

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 そもそもこの曲はさかのぼること1963年、当時食品会社のプリマハムの新製品「スナッキー」の広告宣伝戦略の一環として作られた曲だったそうで、まず曲を出してその後商品が発売されたそうなのですが今で言う所謂「タイアップ」の先駆けというか日本初のタイアップ企画だったそうで。その辺の事情は昔NHKのドキュメンタリーでも放送されたりしてまして、こちらのブログにもちょっとした経緯もが記されています。

 

 

 

 

 当時はタイアップ自体がご法度だった時代なので巧妙に行われたそうですが、有名な歌手を使うわけにも行かなかったので作曲をした船村徹氏の弟子でもあった民謡歌手・海道はじめ氏に白羽の矢が立ったそうです。ちなみに「海道はじめ」というのは当然芸名で氏の出身地でもある静岡にちなみ「東海道一」から東を取って「海道一」が「海道はじめ」になったというのは本人談。

 

 

 そして脇を固めるスナッキーガールズというのは正式デビュー前の小山ルミ、吉沢京子、風吹ジュンという錚々たるメンバー。こんな所にも凄さが隠されていますw

 

 

 コサキン的には冒頭の「♪オオ・・・・スナッキー」のフレーズが地底からの雄叫びにも似たリバーブのかかりすぎたエコーが印象的で、船村メロディーにGS風エレキビートアレンジ、そして海道氏の民謡で鍛えた自慢ののどとフレーズが混ざり合った何とも言えぬ無国籍歌謡が見事に受けましたね。

 

 

 

 

余談ですが海道はじめさんはその後本名の坂越達明で地元静岡を中心に民謡歌手をなさっているそうです。また東京で麦とろの店や喫茶店なども経営されている実業家でもあるそうな。