先日発売されたMAROON5の新作 「HANDS ALL OVER」を早速聴いてみた。
うむ、どこを切ってもMAROON5ですな。1stアルバムで自らのやりたい音楽を、2ndアルバムでファンの期待に応えることができ今回の3rdアルバムでネクストレベルに到達した感じ。
今回のプロデューサーがジョン“マット”ラング。このお方HR/HM界ではAC/DCの「BACK IN BLACK」やDEF LEPPARDの「HYSTERIA」といった売上げ1000万枚を軽く超えるモンスター・アルバムを輩出しているのですよ。音的な特徴としてはタイトな感じで誰が聴いてもすんなり聴けるといったサウンドなのですが、微妙にクセのあるその音がこのMAROON5と果たして合うのかどうかという疑問がありました。
でもそれは杞憂でしたね。ベストマッチです。また楽曲も1曲が3分~4分弱とコンパクトにまとめられていて聴いていて疲れないこの上なく極上のポップアルバムに仕上がっています。それ以上にMAROON5の楽曲の良さが際立って現時点で彼らのベストワークでしょう。
ただ個人的には全体的にちょっと明るめだったのでもうちょっとウェットな感じの曲も2,3曲欲しかった気がします。まぁでも1stにあって前作に足りなかった心地よさを取り戻してたので良しとしますか。