20.佐々木功スペシャル | 新・づらづら日記

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音楽・お笑い・スポーツ・アニゲetc. 雑食系バカ・ジャブきちが綴る日々の雑記帳です。令和元年6月、ヤフーブログから引っ越してきました。

キリ番は歌手スペシャル。今回はやはりこのお方で。

 

 

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ご存知コサキンの「三大兄貴」のもうお一方、“アニメソング界の大王”こと佐々木功(ささきいさお)さん。
先頃(というか昨日ですね)デビュー50周年記念シングル「風の会話」をリリースされたばかりということでまだまだ美声は健在で精力的にご活躍されている“兄貴”ですが、コサキンの佐々木功さんといえばアニソンもさることながらこのCDを外すわけにはいかないんですよねw

 

 

「G.I.ブルース」佐々木功
CD:PCD-1570 (1997年)Pヴァインレコード

 

 

1. 本命はお前だ
2. 恋にいのちを★
3. バファロー大隊マーチ
4. 狂っちゃいねえぜ
5. G.I.ブルース★
6. 僕の初恋
7. どっかでリズムが狂ってる★
8. 星だって夢を見る
9. 知っちゃいないさ
10. おれの心が痛む時
11. ロッカ・フラ・ベイビー
12. 好きにならずにはいられない★
13. アカパルコのお転婆娘★
14. カム・オン・アンド・ダンス
15. カッコいいじゃないか★
16. 負け惜しみの街角
17. 恋の急行列車
18. 恋の涙も枯れはてて
19. 悲しみの町
20. 涙のレインボー
21. くちびるに太陽
22. ひとりぼっちのジョニー
23. ロンリネス
24. 想い出のダイアナ
25. 一人淋しく
26. 涙のレター
27. 果てしなき慕情

 

 

(★印はコサキンでよくOAされた曲です)
入手困難度:☆☆☆
コサキン度:☆☆☆

 

 

和製エルヴィス・プレスリーの触込みで1960年にM-1「本命はお前だ」で華々しくデビューし、コロムビアレコードから4年間で16枚ものシングルを出しながらもヒット曲に恵まれず、一旦歌手活動を休んで演技・歌唱の勉強を一からやり直す道を選ぶまでの佐々木さんの若かりし頃“ロカビリー時代”のベストアルバム。この頃の日本の歌謡界はアメリカのチャートを賑わす曲所謂“ヒットパレード”にモロに影響を受けた時代でもあり、小型ラジオ、テレビの普及も手伝ってアメリカンポップスがお茶の間に浸透してきた時代でもありました。

 

 

そんな時代に佐々木さんは歌手だけではなく映画にも出演しまさにロカビリーアイドルとして活躍していたのですが所詮は水物。創られたアイドルというものはそんなに長続きするものではありません。結局佐々木さんの20代は天国から地獄へと落とされてしまった不遇の時代でもありました。しかしこの時の下積み経験が30代に開花させる事となるのですが、それは皆様ご存知かと思います。

 

 

さて、そんな佐々木さんの10代の歌声は本人が気持ち悪いといっているほどなのですが、もうこの頃から土台はすでに完成されているんですよね。特にM-5「GIブルース」はやっぱりカッコいいんですよ。

なのでそんなに違和感はないのですが歌唱法がやはりエルヴィスを意識しすぎたためか独特で、コサキンでは「林家三平歌唱法」と言われるほどちょっとモッサリした歌い方なのですw ソレが顕著に見受けられるのがM-2「恋にいのちを」。

 

 

 

 

この曲とM-12「好きにならずにはいられない」の2曲は聴けば聴くほど眠くなってきますw( ̄▽ ̄;)

 

 

どんな人でも過去があり最初から上手く行っているわけではありません。佐々木さんはこういう道を辿って大王へと登りつめたわけですから焦って無理にカッコつけることはないんですよね。

 

 

ちなみにこのCD現在廃盤で非常に入手しづらくなっていますがまたぜひ再発して貰いたい1枚なんですよね。