
本日発売のFAIR WARNINGのニューアルバム「AURA」を早速聴きました。
FAIR WARNINGはZENOというバンドを前身とし1992年にデビューしたドイツ出身のメロディアス・ハードロックバンド。デビューアルバムは本国ドイツや欧米では折りしも丁度オルタナ/グランジブームの真っ只中であっただけにまともに評価されず全く売れませんでした。しかし此処日本ではそのメロディや楽曲の完成度はもちろんのことボーカルのトミー・ハートやスカイギターと言う超高音が奏でられるギターを操るヘルゲ・エンゲルケの後のライブにおいても見せ付けた高い演奏能力に未だに名盤の誉れ高い傑作として評価されたった1枚のアルバムで絶大な人気を得ることとなったのです。
その後バンドは95年に2ndアルバム「RAINMAKER」を出すと本国でのレコード契約が打ち切られバンドの活動が暗礁に乗りはじめます。しかし日本での人気は衰えることなく日本でのみのミニアルバムやライブアルバムなど独自企画盤も好調なセールスを上げるほど安泰でした。そんなこともあり97年の3rdアルバム「GO!」はついに当時日本でのみの発売となりましたがこれが彼らの最高傑作とも言えるべき内容で過去最高の売り上げを記録。人気を不動のものとしました。
しかしこのアルバム発表直後にドラマーのC・C・ベーレンスが脱退。またもう1人のギタリスト、アンディ・マレツェクが体調不良のためバンド活動に支障をきたすようになる。この辺りからバンドは解散寸前状態に。
そして2000年に4thアルバム「4」をリリースするとまずアンディが脱退するとその後トミーも脱退しここでバンドは一時的に活動停止状態に陥る。
その後は各自のバンドで活動。時は流れ心身ともに充実しこの間にヨーロッパではFAIR WARNING再評価の動きが高まり2005年にアンディを除くオリジナルラインナップで再び集まり活動を開始。2006年に復活作となる5thアルバム「BROTHER'S KEEPER」を発表。相変わらずの高水準のメロディアス・ハードロックを聴かせてくれました。
そして今年復活第2弾となるこの「AURA」ですが・・・
まずアルバムを一通り聴いて感じたのは今までの集大成とも言うべき内容ですね。1曲目の「Fighting For Your Love」と2曲目の「Here Comes The Heartache」で一聴して彼らだとわかるこの存在感は何者にも勝るものだと思います。前作よりもメロディ重視で適度にウェットな感じ。そして何よりも楽曲がエモーショナルでバラエティ豊かになったということ。またじっくりと聴けば印象もかなり変わってくると思います。願わくば彼らは本国ドイツにおいて正当な評価を受けてもらいたい。というか受けるべきバンドなのですが・・・