水溶性汚れと油溶性汚れを落とすことについて書いたのですが、
今回は、もうちょっと突っ込んだ説明をします。
前回書いていて思い出したのですが、
昔、研究開発をしていた時にビーカーに付いた汚れを落とすときは
水、エタノール、アセトン、ヘキサン(またはトルエン)を使ってました。
なぜかというと極性の有無で油の溶け方が変わります。
極性があってもすごく極性の高いものとそこそこのものがあります。
極性の強さは
水>エタノール>アセトン>ヘキサン
です。
ヘキサンは極性がありません。
溶けるか溶けないかでいうと各物質には溶解度パラメーターという値があり、
この値が近いものほどよく溶けます。
溶解度パラメーターの理論値は
水>エタノール>アセトン>ヘキサン
です。
汚れそれぞれにも溶解度パラメーターがあるので不溶性でなければ
この4つのどれかでほとんど溶けます。
界面活性剤を使わずに汚れを落とすならこの4つです。
アセトンはネイルの除光液、ヘキサンはベンジンで市販されています。
界面活性剤を使ってミセル化するのと違い、直接溶解するのでよく落ちます。
ただし、繊維素材やプリントを直接溶かす場合もあります。
例えば、アセテートはアセトンに溶けます。
まずは衣類の目立たないところに付けてドライヤーを当てても
問題ないかチェックしてから行ってください。
何もここまで揃えなくてもと思いますが、
興味のある方はやってみてください。