A-1 過去問 数値違い HZ504A1など
電界の強さEは電荷Qからの距離dとするとE=Q/(4πε0・d^2)で与えられますが、本問ではQ1dおよびQ2dの距離は自分で計算する必要があります。三角形の辺の長さなので三平方の定理を使って求めると斜辺Q1d(またはQ2d)の長さは2 [m]であることが分かります。
次にQ1による点dでの電界の強さE1は題意より
E1=Q1/(4πε0・Q1d^2)=8×10^-9×9×10^9/2^2=18 [V/m]
(電界の向きは、Q1が正の電荷であるからQ1から遠ざかる方向となる)
同様にしてQ2による点dでの電界の強さE2は
E2=Q2/(4πε0・Q2d^2)=8×10^-9×9×10^9/2^2=-18 [V/m]で上図の向き(Q2が負の電荷であるからQ2に近づく方向)となるから、求める電界Eはこれら2つの電界ベクトルの合成で考えると
となり、その強さはE=18√3 [V/m]である。