A-13
正確な計算によれば、信号対量子化雑音比は量子化ビット数をNとすると
で表される。従って量子化ビット数が2ビット増えるとSNRは6.02×2=12.04[dB] 増加する。
正確な説明ではないが、もう少し簡単に考えてみよう。
下図のように4点(2ビット)と8点(3ビット)でサンプリングするときの量子化誤差のモデルを考えると、サンプリングが1ビット増えると量子化誤差(雑音)は1/2になることが分かる。
すなわち量子化誤差(雑音)NQ=20log(1/2)=-6[dB]となから、S/NQは+6[dB]改善する。したがって量子化のビット数を2ビット増やすと+12[dB]改善する。