<過去問類似>

令和3年1月期2回目FA302 B-1に類似問題(計算問題は数値違い)があります。

 

(1) UHF帯 962〜1213MHz、1MHz間隔で252チャンネルを使用。

 

(2) 異なる 質問と応答は63MHz離れる。

 

(3) 機上インタロゲータが質問を送信して応答を受信するまでに420[μs]要している。この時間には

①インタロゲータからトランスポンダへ質問の電波が伝わる時間

②トランスポンダが応答を送信するまでの処理時間=50[μs]

③トランスポンダからインタロゲータへ応答の電波が伝わる時間

が含まれている。

このうち①と③の合計は電波がインタロゲータとトランスポンダを往復する時間であり、420-50=370[μs]・・・370×10^-6[s]である。電波の速度は約3×10^8[m/s]であるから、往復の距離は3×10^8×370×10^-6=111×10^3[m](111Km)となる。従ってインタロゲータとトランスポンダ間の距離はその半分で55.5×10^3[m]になる・・・(あれ、答えがない?と思ったら答えの単位が海里(nm:nautical mile)でした。メートルを海里に変換しましょう)・・・従って解答は

55.5×10^3÷1852=29.9[nm]

となる。