管制飛行として運用される航空機は、適切な航空交通管制ユニットの適切な通信チャンネルにおいて空中地上音声通信の受信を連続的に維持しなければならない。そして必要な場合は適切な航空交通管制ユニットと双方向の通信を確立しなければならない。SELCAL(選択的呼出)もしくは同様の自動信号装置は、空中地上音声交信の連続受信を維持するための必要条件を満たすものである。
(設問)管制飛行として運用される航空機の必要条件はどれか?
1. 航空機は常時空中地上音声通信を受信しなければならない
2. 航空機はできるだけ早い機会に双方向通信を確立する必要がある
3. SELCALのような自動信号装置は上空地上音声受信要求を満たすには不十分である
無線電話警報信号は、自動的に生成されるときは少なくとも30秒以上継続しかつ1分を越えないように送出されなくてはならず、他の手段で生成されるときはできるだけ約1分間連続で送出されなくてはならない。
(設問)自動的に生成される無線電話警報信号の適切な持続時間は?
1. そのような信号は30秒から60秒間連続すべきである
2. 自動警報生成システムは少なくても1分間は持続するべきである
3. 自動無線電話警報信号の長さは30秒を越えてはいけない
滑走路の保護のために、通信方法は間違いの起こりやすさを減少させるようなものでなければならず、使用される手続きは許可なしに使用される滑走路内に航空機や車が入ることがないようなものにすべきである。
(設問)滑走路に関わる通信で最優先されるのは?
1. 使用中の滑走路に航空機や車が入ったときは通信は許されない
2. 間違いのリスクを避けるために通信方式は適切に選択されなければならない
3. 使用中の滑走路に関する通信は可能な限り少ない回数まで減らすべきである
周波数156.3MHzは安全目的のため航空機局が使用しても良い。この周波数は調整された捜索救助行動に携わる船舶局および航空機局間の通信に用いてもよい。周波数156.8MHzは航空機局が安全目的のためだけに使用できる。
(設問)周波数156.3MHzと156.8MHzの主な違いは何か?
1. 156.8MHzは多目的に使用する周波数で、156.3MHzは単一の目的のみに使用できる
2. 156.3MHzは航空機局が安全目的で使用できるが、156.8MHzと違い、他の状況下でも使用できる
3. 両方の周波数は安全目的と同時に捜索救助活動に使用できるので、両者の間に大きな違いはない