【A-6】
これも同期検波の原理については良く出題されるところですが、このような出題は初めてですね。ただ、数学的に考えていけば同期検波の知識がなくても解ける問題です。
(1)は基準搬送波p(t)=2cosωctなのでこれと同相・直交成分は
と表されます。
(2)(3)ここはひたすら計算式で考えるだけです。
【A-7】既出
【A-8】既出
【A-9】公式に数値を代入するだけの計算問題ですが、1アマレベルのような気がします。公式は以下で確認して下さい。
【A-10】既出
【A-11】既出
【A-12】既出
【A-13】既出
【A-14】既出のはず・・・
【A-15】令和2年1月期に初出の問題ですね。
16QAMですから1シンボル4ビットなので、BERはSERの1/4になりますね。
【A-16】
この問題は初出ですが、類似問題は既に出題されています(令和1年7月A-15)。
それでは計算していきましょう。
システム全体の総雑音をNallとします。システム内における熱雑音Nheat、干渉雑音Nint、歪み雑音Ndistとすると、Nall=Nheat+Nint+Ndist…①となります。一方でシステムにおける搬送波電力Cは等しく一定と考えられるので①式を利用できるようC/Nの逆数を考えれば
と表すことができます。
ここで問題中に熱雑音C/Nheat=25.2[dB]とdB表記で与えられていますが、他のC/Nを求めるときに%計算が必要なのでこれを真数に変換しなくてはなりません。
C/Nheat=1000/3(真数)より逆数Hheat/C=3/1000が得られるので、ここから%計算でNint/CとNdist/Cを求めましょう。
Nint/C=(Hheat/C)×50/48=(3/1000)×50/48=1/(32×10)であるからC/Nint=32×10=2^5×10(真数)でありこれをdB 表記にするとC/Nint[dB]=10log(2^5×10)=10(5×0.3+1)=25[dB]
同様にNdist/C=(Hheat/C)×2/48=(3/1000)×2/48=1/(8×10^3)であるからC/Ndist=8×10^3=2^3×10^3(真数)でありこれをdB 表記にするとC/Ndist[dB]=10log(2^3×10^3)=10(3×0.3+3)=39[dB]
最後にNall/C=(Hheat/C)×100/48=(3/1000)×100/48=1/(16×10)なのでC/Nall[dB]=10log(2^4×10)=10(34×0.3+1)=22[dB]
(これは理論C/N=18dBを得るには固定劣化-4dBを考慮すると所要C/Nが18+4=22dB必要とも計算できます)
【A-17】既出
【A-18】既出
【A-19】既出
【A-20】既出