我が家を建てて、今年で24年になります。その間も何度か直してきているのですが、玄関のタイルがまた剥がれました。おそらく南の方の方々はこんなことはないのでしょうが、北国だと日常茶飯事だと思います。タイルの接着に使っているモルタルに水が沁み込んで、その水分が冬の間に凍ってしまい膨張し、モルタルを破壊するという簡単な仕組みです。建築会社の方のお話だと、数年に一度、目地にモルタルを塗ってやると長持ちするということですが、なかなかそんなわけにもいきません。というわけで、数年に一度の割合ですが、タイルがはがれてしまいます。

 

 

角が良く剥がれるのは、それだけ水が沁み込みやすいということと、冬の間に除雪のためのスコップが当たるのでしょう。

 

補修は、コンクリートボンドを使います。モルタルを使って直すこともできますが、モルタルよりも手軽なうえ長持ちするようです。ところが、上の写真の右側1枚を張り付けたところで、数年前に使っていたコンクリートボンドがチューブから出てこなくなりました。数年も持たそうとするのは無理なんですね。

 

 

しかたなく、新しいボンドを買ってきました。購入のコツは、あまり大容量のものを購入しないことにあります。どうせ次に使う時は使えなくなっているのですから。

 

 

接着面のボロボロになったモルタルをドライバーなどの金属で取り除き、コンクリートボンドをたっぷりと塗りつけます。ここに空気が入ると、後々水が沁み込んで割れる原因になりますからケチケチしません。どうせこのボンドも次回は使えなくなるでしょうし。

 

 

張り合わせた後、養生テープで固定します。この程度で十分です。24時間後にはしっかりと固まっています。タイルの垂直なところが白く汚れているのは、モルタルから出たアルカリ分です。多分、塩酸などで洗えばきれいになるのでしょうが、なかなか面倒でそこまでやる気が起きません。それよりも、タイルを手で叩くと内部に空間があるような響いた感じの音がします。これは、次に剥がれてしまう予兆です。とはいえ、一部はくっついていますので、無理にはがすとタイルを割ってしまうことにもなり、それはそれで面倒ですので、そのままにしておきます。

 

家のメンテナンスも、お金と手間がかかりますね。来年は壁のペンキ塗りもする予定です。さすがにこれは業者にお願いすることになり、数百万円かかるはずです。車を入れ替えようかと思ってますが、また遠のきそうです。