先週から妻に言われていたことですが、台所の包丁が切れなくなったので研ぐことにしました。実は、昨日の山菜採りで愛用しているナイフの切れ味も落ちていたのが一番の理由だったりしますw

 

妻から頼まれたのは、おそらく和包丁が切れなくなったということだと思うのですが、新聞チラシを切ってみたところそれほどひどくはありません。それよりも果物ナイフがひどい状態でした。ついでに洋包丁も研いでおきます。

 

使う砥石は、荒砥、中砥、仕上げ砥で、ステンレス製の包丁は欠けでもしない限り荒砥は使いません。というか、ステンレスは硬いので欠けたりしたら手で研いでいると日が暮れます。和包丁をよく見ると、今回は欠けがありませんでした。妻は何を切るのか、時々、和包丁が欠けていることがあって、「出刃を使えよな。」と思うことが少なくないです。この和包丁は、5年くらい前に、札幌の宮文刃物店(北海道では有名なお店です)で購入したもので、購入時についてきた無料の研ぎチケットを使って、昨年だったか欠けた刃の修正を兼ねて研いでもらいました。

 

洋包丁は、もう30年位前に通販で買ったヘンケルの包丁です。果物ナイフは、ダイソーのシールを集めてもらった(とはいえ、いくらかお金も払いました)やはりヘンケルの包丁です。同じヘンケルの包丁ですが、さすがにお金を払った包丁の方が切れ味は長く持ちます。何かが違うのでしょうね。

 

まずは、一番大きなボールに水を張り、砥石を浸します。すぐに泡が出始めます。およそ5分ほどで砥石が水を吸って泡が出なくなります。そこで、台所に砥石を固定する板を渡して研ぎを始めます。

 

 

和包丁は片刃ですから片側をまんべんなく研いで行って、最後に返しをとればよいのですが、鋼製なのでステンレスに比べ柔らかく、研ぎすぎに注意。部分的に凹まないように注意しないと、沢庵がつながってしまうようなことになりますw 洋包丁は両刃なので、片側を10回研いだらひっくり返して反対を10回研ぐを繰り返します。ナイフは、カーブが包丁よりもきついので、円を切るように研いでいきます。このナイフもステンレス製ですから両刃です。

 

およそ30分くらいで作業は終わりにしました。

 

新聞チラシを切ってみると、果物ナイフと山菜ナイフの切れ味が、それなりに戻っていました。台所の包丁は、良くなったような気もする程度です。私の研ぎの腕は、素人が毛を抜いた程度(生えてすらいない)ですから、こんなものでしょう。

 

 

最後に、和包丁はわずかに錆が出ていましたので、仕上げ砥で何回か擦って落としました。

 

 

山菜ナイフは、折り畳み式のフランスのOPINEL製です。ステンレス製なので錆びることはありませんが、折り畳みの軸に油を塗っておきます。