昨日、注文していた18650リチウム電池容量テスターを受け取りました。例によってAliexpressです。購入理由は、以前から使用している電池の残量が気になっていたからです。

 

そもそもこの18650電池って、最近でこそポピュラーになりましたが、数年前まで見たこともありませんでした。日本では電子タバコの普及に伴って流通したように思えますが、なにせ燃えるので有名なリチウムイオン電池ですから、案外購入するのは大変だったりします。私も、自転車のライト用にいくつか試してみて、単三電池よりも光量が大きく長持ちするということですっかりファンになり手持ちのものが増えたのですが、どうも表示している容量がかなりいい加減なのが気になっていたのです。そりゃあ、中華製品に期待するのは無駄とは言うものの、それなりに(たとえば6掛けとか)使えないと困ります。という訳で、容量テスターを購入しました。初めて電池を購入してから、5年以上たっているのに今さらどうなの?って自分でも思いますけどね。

 

受け取った電池テスターは、なんだか思ったのと違います。ふと気になって調べてみたら、私が注文したのはVer.2.0だったのですが、届いたのはVer3.0でした。メインスイッチがMenuスイッチと一緒になり、スライドスイッチを廃止したバージョンです。傷防止用のフィルムが付いているとはいえ、そのフィルムが妙に汚れています。日本製ではありえない管理の杜撰さですが、そんなことを気にする人は、中華製品には手を出してはいけません。

 

 

それで、説明書もないので取りあえずいじってみました。左側の電池ケースに電池を入れてみたのですが、電源は入るものの動作せず。不思議に思って購入したサイトを見たら、詳しい説明が出ていました。2本同時にチェックできると思っていたのですが、左側はこのテスターを動作させるための電源で、テストするのは右側の電池ボックスです。また、電源用電池の代わりにUSB Type-Cでも可能です。

 

https://ja.aliexpress.com/item/1005004846130648.html?spm=a2g0o.detail.pcDetailTopMoreOtherSeller.3.7b98QP3AQP3A36&gps-id=pcDetailTopMoreOtherSeller&scm=1007.40000.327270.0&scm_id=1007.40000.327270.0&scm-url=1007.40000.327270.0&pvid=499f1466-e62f-45e2-8022-bf355bdbc5f1&_t=gps-id:pcDetailTopMoreOtherSeller,scm-url:1007.40000.327270.0,pvid:499f1466-e62f-45e2-8022-bf355bdbc5f1,tpp_buckets:668%232846%238108%231977&pdp_npi=4%40dis%21JPY%211963%211177%21%21%2112.69%217.61%21%402101363e17113223369045876ea5a5%2112000030721646967%21rec%21JP%21816374108%21&utparam-url=scene%3ApcDetailTopMoreOtherSeller%7Cquery_from%3A

 

早速UltraFireブランドの3600mAhの電池をテストしてみたのですが、こんな感じでした。

 

 

20mAhってなんだ?わずか1分半ほどで停止し、全く容量がないということです。ここまでひどいはずはないですし、1週間ほど前に充電したのですが、後でもう一度試してみることにします。

 

とはいえ、この電池の表記は3600mAhです。18650電池をAmazonなどで調べたらわかりますが、まともなブランドのものは最大3200-3400mAhくらいの表記です。そもそもこれを超える電池なんて作れるはずがないのです。ですから売っているもので、大きく超えるものは全部インチキです。で、このUltaraFireブランドの電池も3600mAhですから、微妙なところなのでしょう。

 

次にMaide in Japan標記のあるNCR18650Bという電池を試してみました。ブランドも表記してありませんが、Panasonicであるという触れ込みで売っていました。電池容量も書いてありませんが、購入時の記憶では3400mAhだったように記憶しています。3000mAhだったかもしれません。

 

 

2521mAhということで、テストに3時間以上かかりました。それよりも問題点は、この電池が18650(直径18mm、長さ65mmというところからこう呼ばれています)が、微妙に長いのです。先ほどのUltraFireブランドの電池は長さ65.7mmでしたが、NCR18650Bは長さ68.7mmと3mmほど長くなっています。これは安全回路が内蔵されていると言われています。(本当かどうかは神のみぞ知る。レントゲンをかければわかりますけどw)そのため、電池ケースに入りませんでした。仕方ないので手持ちの電池ケースに入れミノムシクリップで延長しています。そのため内部抵抗は比較になりません。

 

2回のテストは、DSG(放電)モードで行いました。今、別のNCR18650B電池をオートモードでテストしています。DSGモードの場合、テスト現在の電圧から放電終止電圧(今回は3.0Vに設定)までの容量をチェックしていますが、オートモードの場合は、テスト開始から充電し始め、満充電後放電テストを始め、放電終了後に再充電してくれます。充電も放電も1Aまでしか電流を流しませんので、電池の表記通りに容量があれば、放電に約3時間、充電に3時間以上かかります。気の長いテストになりますw

 

このテスター、基板に裏にゴム足が付いているとはいえ、基板むき出しですのでケースに入れようかと思ったのですが、セメント抵抗が思ったよりも発熱するので、考えを改めました。普段はタッパーに入れて保管し、使う時だけ出して使います。本当なら防爆ケースが欲しいところですw

 

追記:このテスターの放電は最大1Aですが、充電は0.5Aとのことでした。訂正します。