先日注文したいろいろなものに交じって、ヒートガン8898を受け取りました。このクラスのヒートガンっていろんな種類がありますが、本体はともかくガン部はあまり種類もないように感じ、値段の一番安い8898をまたもやAliexpressから購入しました。私は3700円ほどでSet2という組み合わせを購入しましたが、今見ると、セールをしていて、あれ?値段が上がっています。

 

 

この間、中国元に対して円安になったわけでもないですし、理由はよくわかりませんが、わかることは、値段が落ち着く前購入を控えた方が良いということくらいです。セールで値引きしたように見せて、そもそもの元値を上げるというのはAliexpressに限らず他のECコマースでも見られることです。賢い消費者でありたいものですね。

 

さて、私が購入したヒートガン8898は実は大失敗です。というのも100Vのものを注文したつもりでしたが、そもそものページを見たら200Vでした。いくつもの販売サイトを並べて価格を比較したときに間違えたのでしょう。がっかりです。というわけで、「ちょっとだけ」レビューというのは、話半分で聞いてねってことです。

 

さて、ガン部は写真にありませんが、購入したのは下の2枚の写真のものです。制御部(本体)と、ヒートガン部を除く他のアクセサリー類の写真です。

 

 

 

まず、思ったのは100V仕様に変更できないだろうかということです。というわけで、早速分解します。どういうレビューなんでしょうね。使う前から分解なんてw

 

 

ゴム足を外して、隠してあるプラスネジを4本外すと底蓋が外れます。基板が出てきますので、よく見たのですが、切り替えスイッチのようなものはありませんでした。パターンに切り替えのジャンパーワイヤがあるかなとも考えましたが、それも見当たりません。200Vで使うしかないのでしょうか。

 

そこ蓋を閉め、電源コードをつなぎます。電源コードのコンセントは、なぜかEU仕様です。

 

 

これも良くわからないことの一つです。中国のコンセントはAプラグ(日本と同じ形)、Cプラグ(EUの形)が併用されているようなコンセントらしいので、これでも問題ないみたいですが、日本からの購入なんだからこの辺り気を使ってほしいと思うのは私が日本人だからでしょう。基本中華ECサイトは売りっぱなしです。

 

気を取り直して、手持ちのAプラグの付いたコードをつなぎます。今回は、本体の表示と温度計の表示がどのくらい違うのかということに着目してみたいと思います。実験環境は下の写真のような感じです。ちょっとわかりにくい写真ですみません。

 

 

まずは、100℃に設定してみました。設定は単純にアップダウンのスイッチを押すだけです。

 

 

ヒートガン部を持ち上げるとSLP(スリープ)から目覚めて温風が出ます。

 

 

すぐに100℃になりました。案外正確です。次は200℃に設定します。

 

 

あれあれ、220℃まで上がりますね。実は、100℃の時はヒートガンの排出口から2cm位のところにセンサーを置きましたが、200℃の時は、その状態だと160℃くらいまでしか上がらず、200℃の時は、ヒートガンの排出口の先(距離0mm)のところにセンサーを置いています。熱が逃げないのでこちらの方がおそらく正確です。最後に250℃に設定しました。これは、センサーの測定限界です。

 

 

手が震えて、うまく撮影できませんが、なんとか250℃の撮影ができました。ヒートガンそのものは500℃位まで上げられるみたいですが、今回はそこまで実験していません。1000℃まで測定できるセンサーもありますので、機会があればやってみようかと思います。

 

それで、「ちょっとだけ」レビューというのは、下の写真でおわかりになると思います。

 

 

この写真は、付属していた半田ごてのヒーター部の胴体に、なぜかご丁寧に8898と書いてあり、その後ろにちょこっと60W 220Vと書いてあります。それで、この半田ごてでは100Vで使用するのは無理なのかと思ったので、実験していません。220Vの本体に100Vを流すわけですので、壊れることはないと思いますが、想定の温度に達しないというのは十分にあり得る話でしょう。

 

というわけで、暇を見つけて、ヒートガンの温度を上げてテストしてみることと、半田ごての温度を確認してみようかと思います。半田ごてが使えないようだったら、追加で100V用のヒーターを購入することも検討しています。じゃあ、この半田ごてを常用するかというと、まだわかりません。

 

というわけで、ヒートガンのちょっとだけレビューを終わります。何だよ、全然わからないよって方もいらっしゃるでしょうが、使い込むまで試してないですし、目的の部品はがしの基板が手元にないからです。そのうち、そのうちって言っていて、10年くらいたってしまうのも高齢者あるあるですけどw