先日の導通チェッカーは基板がほぼ出来上がったところまで書きました。今回はこれをケースに入れます。

 

ケースは、秋月電子のアクリルケースか、ダイソーの名刺入れを使おうと思っていたのですが、基板と電池は何とかなりそうでしたが、スイッチ類、端子類が思いの外嵩張り、ちょっと難しそうだったので、名刺入れよりも一回り長いタカチのケースに入れてみました。これは、先々月、札幌の梅澤無線で買ってきたものです。梅澤無線も以前はパーツがいっぱいだったのですが、通販などに押されたのか商品が以前の1/10以下になってしまって寂しい限りです。札幌でもそうなのですから地方の部品屋なんて風前の灯火でしょう。

 

プラスチックのケースですので、穴あけは簡単です。電動ドリルを使わずともサクサクと穴が開きます。

 

 

基板に元からつけていたピンヘッダーは取り除き、基板から直接配線を出します。この方が高さが必要なくなります。LEDも基板直付けだったのを切り落とし、別のものに取り換えました。初めは透明なケースを想定していたので基板直付けでもいいかと思っていましたが、不透明なものになりましたのでそうもいきません。それと、どういうわけかLEDの電流制限抵抗が5.6kΩだったので、これを1.5kΩにしました。外部電源ならもう少し電流を流してもよいと思いますが、1.5KΩでも6.6mAほどでかなり暗いです。5.6kΩだとようやく気付くくらいの明るさ(1.7mA)でしたので、いくら電池の持ちをよくしようと思ってもこれはないかなと思い変更しました。

 

 

真上からの写真を見ると気付かれるでしょうか。ジョンソンターミナル(いわゆる陸軍端子)の大きさが不ぞろいです。取り付けてみるまで気づきませんでした。

 

 

蓋をした状態です。右上の穴はブザーの音が聞こえるように開けました。元々音が小さいのでどうしても必要です。

 

これで出来上がったので、テスト棒をつなごうとして今さらながら気づきました。テスト棒がつながりません。

 

 

私が普段使っているANENG SZ02テスターは右の端子を使っています。いわゆる4mmの安全バナナプラグです。(これが正式名称かどうかわかりません。マルチコンタクトとも紹介されています。) これは、ジョンソンターミナルには刺さりません。仕方がないので、別のテスターリードを持ってきてつなごうとしましたが、なんと黒は刺さるものの、赤が刺さりません。手持ちの他のジョンソンターミナルやバナナプラグと互換性チェックをしてみたら、今回使用した赤のジョンソンターミナルがきつくて、他のプラグが刺さらないようです。さすが中華品質ですね。驚きました。

 

いずれにしても、赤黒のサイズの違うターミナルというのも格好が悪いし、ここは安全バナナジャックと交換するのが一番簡単かもしれません。出来上がっているのになかなか使えないというのももどかしいです。

 

そうそう、導通チェックをしているときのビープ音の鳴る抵抗値を測定したところ、25Ωでした。これよりも低いとビープ音がタイムラグなしで鳴ります。使った感じは良いですね。