Aliexpressから、本日荷物が届きました。今回注文したのは3月3日ですので、なんと今までで最短の6日で届きました。1月26日に注文した注射器が届いていないのに比べ、何と早いことでしょう。また、まとまってばらばらと商品が入っていたわけですが、その中で圧着工具のSN-01BMをレビューしたいと思います。

 

 

この圧着工具を購入した理由は、今まで使っていたエンジニアのPA-20が2回で圧着するところを、1回で圧着できるということです。使った人はわかると思うのですが、PA-20は割と万能な圧着工具でダイスの幅が1.6mm-2.3mmまでのバレルに対応しています。しかし、万能ゆえに芯線の圧着と被覆の圧着を分けて作業する必要があり、都合2回圧着しなくてはなりません。また、力加減も難しく、弱いと芯線が抜けてしまいますし、強いとバレルが(手で直せますけど)くの字に折れ曲がってしまいます。

 

先日、他の方の紹介動画を見ていて、QIコネクタのバレルには、PA-20ではなく、PA-24が公式に対応しているという情報に触れました。そして、同じ動画でこのSN-01BMが紹介されていたのです。ラチェット式ということで力加減の問題も軽減されますし、中華製にしては割とよさげでした。

 

そこで、SN-01BMに関する他の紹介動画や、ブログなどを読み漁り、Aliexpressに注文したわけです。中華工具はもう懲りたはずなんですけどね。他の方のブログを読んでいて注意することが一点書いてありました。それは、ダイスの品質です。日本製ならこんなところに気を使う必要はないのですが、中華製ですのでものによってはここに鋳造品(鋳物)を使っている場合があるということでした。鋳造品は精度が出ませんし、なにより脆いのでこういった部分には向きません。それで、私が注文したときもこの部分に注意を払い、「Wire electrical discharge machining cutting jaws with perfect polishing.」(ワイヤー放電加工カッティングジョー)というのを選びました。あまり意味が分かっていませんが、プラズマ加工のような電気で精密に加工しているものだと理解しています。(本当か?)

 

使った感じは、裸圧着端子で使っているエビの工具と同様に、カチカチと鳴って、最後にカチッとなったらきちんと圧着されています。

 

 

この辺りの間隔は、言葉で表現は難しいのですが、エビのものと大差ありません。圧着端子も試してみたのはQIですので、力も必要ないということもあるのかもしれません。それよりも、被覆を剥いた電線をどこまで突っ込んだかがわかりにくいのは問題点かもしれません。慣れるでしょうけど。

 

 

PA-20では被覆にバレルの爪がうまく食い込まなかった時がありましたが、それもラチェットを使っていますから上手下手もなく、誰でも同じ品質に圧着できるのはいいなと思いました。わずか、1700円ほどですが、良い買い物をした感じです。

 

https://ja.aliexpress.com/item/1005005573511976.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.27.6c66585aDXgMaY&gatewayAdapt=glo2jpn