先日、製作したKEM-RX7-DXですが、調整の前にケースに入れることにしました。ケースは、知人からいただいた機器の活用をするということで、出費を抑えることにしました。

 

ところが、分解していて、メーターの取り付けをしていたベーク板の取り外し中に、パネルを歪めてしまいました。このベーク板がパネルの裏側にべったりとエポキシボンドのようなもので固定されていたからです。どうしても外れなかったので、仕方なくマイナスドライバーを当ててハンマーで叩いたら歪んでしまいました。そりゃあそうですよね。短気でした。

 

 

それで、ケースの中央部分を歪んだパネルを中心に切り取り、別のアルミ板を張り付けて使用することにしました。文字で書くとわかりにくいですが、出来上がりを見たらなるほどと思うことでしょう。そういえば、若いころにスピーカーのエンクロージャーを作っていて、スピーカーユニットの穴を大きくしてしまい、別の板をあてがったことがありました。今回も同じような補修方法です。失敗は発明の母ですねw

 

それで、使用するアルミ板は、やはり同じ知人からいただいた、2mm厚のアルミ板の端材を使用することにしました。表面がアルマイト加工されているものですが、私が切り取るとどうしても傷がつきますので、せっかくのアルマイト加工も表面を塗装することになります。知人は亡くなってしまったので、元々何に使ったものなのかを聞く機会を失いましたが、どこかの工場から出たもののように思えます。周りにネジ穴が開いているので、端材というよりも、この部材そのものが必要だったのかもしれませんが、もう知る由もありません。

 

 

現在、必要な大きさに切り出し、周囲を鑢掛けしている最中です。板厚が普段使っている1mmの倍ですので、鑢掛けに時間がかかっています。この後、穴開け、サブパネルの作成となり、組み立てることになります。一応、下のようなデザインになる予定です。こちらも予定通りになるかどうかは神のみぞ知るですw