全くどうでも良いようなことなんですが、先日、ドリルの作業中に誤ってドリルの刃に触ってしまい、人差し指を切ってしまいました。人間の指先というのは大変繊細に作られていて、高齢者の私でも他の場所よりもずっと痛いのです。齢をとって鈍くなるというものでもないようです。そして、指先というのは、手を洗ったり、食事の準備などで、頻繁に濡らす部分ということもあって傷の直りは遅いし、普通の絆創膏だと巻きにくい上に、剥がれてきやすいという、大変始末の悪い場所でもあります。

 

それで、たまたまネットで目にしたのが、「液体絆創膏」です。なんでも、塗ると表面が固まって防水になるというタイプのようです。ちょっと気になって、瞬間接着剤ではだめなのかを検索してみましたが、お医者さんによっては、絶対ダメと言う人と、医療用にもあるのでよいという人に分かれて、素人としては判断が付きません。指先ですから死ぬようなことはないと思いますが、君子危うきに近寄らずでしょう。

 

そこで、Amazonで調べてみましたが、Amazonでは医薬品のレビューは掲載していないようです。法的に問題があるのかもしれません。

 

というわけで買ってきました。人柱になるという様な危ないものでもないですし。

 

 

コロスキン(殺す菌?)というなんだかすごく効果のあるようなネーミングです。ちょっと大正時代の香りがします。川端康成の伊豆の踊子に出てくる歯磨き粉のネーミングに、そんなのがあったような気がします。

 

実際に塗ったら、大正時代の香りどころか、すごい臭いがしました。この臭いは、どこかで嗅いだことがあります。そうです。セメダインです。なんだかよくわからないですが、有機溶剤が入っているようです。医薬品なので、健康には問題ないのでしょうが、ちょっとどっきりですね。

 

 

塗ってしばらくすると、表面が膜状に覆われます。このあたりもセメダインそっくりです。乾いた後(有機溶剤が蒸発した後)も少し臭いがしますが、こちらは薬剤の匂いのようです。

 

では、効果のほどはと言うと、そもそも傷そのものを治すのは自分の自然治癒力なので、液体絆創膏とは関係なく、高齢者なのでそれなりに時間がかかるものと思われます。そして、薬の効果は、痛みが引く、水が沁みないなどですが、さすがにうまくできていて、キーボードをたたいても塗る前よりもずいぶん痛くなくなりました。そうでなければ厚労省も認可しなかったと思いますがw

 

というわけで、思ったよりも効果があった液体絆創膏のどうでもよい話でした。