先日注文したプラスチックパイプが予想よりもずいぶん早く届きました。それで、さっそく並四コイルの製作に取り掛かります。ちなみに購入したパイプはこれです。

 

https://item.rakuten.co.jp/uxcelljapan/a23092800ux0322/?s-id=ph_pc_itemname

 

GT管ベースをパイプに突っ込んでみると、写真ではわかりにくいですが、わずかに隙間があります。

 

 

GT管ベースの直径は33.5mmほど、それに対して購入したパイプの内径が34mmですので、計算では0.5mmほどの隙間があります。それで、GT管ベースにテープを巻き、簡単に抜けないくらいの隙間にしました。緩くてもダメ、きつすぎても困るので、案外難しいです。試行錯誤の結果、なんとかできあがりましたので、パイプを裁断します。

 

 

パイプの外形は40mm(つまり厚さが3mmです)です。手持ちのパイプカッターがかなりギリギリでした。どこかを探せば単管パイプを切ったパイプカッターがあるはずですが、今回使用したのはイレクターパイプの裁断のために買ったものです。

 

 

GT管ベースが抜けないように、3か所に穴を開け、2mmの木ネジをねじ込みました。頭がちょっと出てしまいましたが、手持ちの木ネジでこれよりも細いものがなく、これで良しとしました。しかし、考えてみればネジを切って2mmのネジでもよかったのかもしれません。次回の課題としましょうか。

 

その後、アンテナコイルを巻きました。当初7回のつもりでしたが、本来の並四コイルにはショートアンテナとロングアンテナの端子があったことを思い出し、途中タップを設けて7回+7回としました。GT管ベースの足が8本あったので、端子には余裕があります。完成後、UEWがバラけてこないように高周波ワニスを塗りました。この高周波ワニスは、40年位前に買ったと記憶していましたが、ちょっと粘っている感じもしましたけど、まだ使えるみたいです。今、販売元のサンハヤトのHPを見てみたら販売終了となっていましたが、まだHPに写真が残っているところを見ると、販売終了になってまだそれほど時間がたっていないのかもしれません。ドロッとしているのは、シンナーが蒸発したのでしょう。薄め液としてラッカーシンナーが使えるということなので、少し足してもよいかもしれません。

 

 

同調コイルは、足りなかったら困るので、72回のところを80回巻いてインダクタンスを測定しました。すると、写真のように285.50μHでした。何度か巻きほぐし、最終的に75回で250μHを得ました。計算よりも少し少なめに出るようですね。

 

 

再生コイルは、同調コイルの上に紙を巻き、その上にプラスチックの書類ホルダーを切ったものを巻いて、その上に巻きました。巻き数は、4回です。上下に動くようにUEWに余裕を持たせたので、もしも巻き数が少ないようでしたら同調コイルの上に持って行き、それでも足りないようでしたら巻き直すことにします。コイル完成後、再生コイルの下の紙を取り除きます。こうすることで再生コイルがスムーズに動くようになります。再生コイルは、動かすことを前提ですので強度を考えて0.4mmのUEWを使いました。

 

 

表示用のシールを張って、並四コイルの完成となりました。

 

次は、本体の製作に入りたいところですが、ローカルからGT管ソケットを譲ってもらうことになっており、それが月末なので、またしばらくお預けになります。人生は長い。慌てることもありません。