2年ほど前に製作したXR2206 ファンクションジェネレータですが、ずっと箪笥の肥やしならぬジャンク箱に入っていました。先日、何か発振器が欲しくてジャンク箱を漁ったところ、たまたま目に入ったので出番となりました。

 

 

このXR2206の何が使いにくいかと言って、これは私のキットに限ってのことかもしれませんが、ポテンショメータのつまみの取り付けが浅くて、ポロポロと外れてしまうことです。これを簡単に直すことはできそうもないので、思い切って(と言うほどのこともないですがw)ポテンショメータを取り外し、半固定のVRを取り付けてみました。背の高さが低くなったのでいい感じです。

 

 

発振器としては、1.1MHz位まで使えるようですが、そもそもそういった用途で使うことはまずないので、半固定VRでも問題ないでしょう。それで、600Hzに調整しておきました。CWの発振器として使うつもりです。何かで読みましたが、一般にCWの音の高さは800Hzが標準らしいのですが、年を取ってくるとこれが甲高く感じられ、私は700Hz位がちょうどよいと感じています。

 

それで、ケースですが、ダイソーで下の写真のようなものを購入してきました。ダイソーですから2個で100円です。

 

 

サイズは、100*65*18で、もなか構造になっています。上の蓋は下の構造にヒンジ状にくっついていて、別々にはなりません。これを最終的に、下の写真のように納めました。

 

 

手持ちのスペーサーが5mmのものしかなく、それを使用するとDCジャックが蓋に当たってしまうのでM3のナットを使いました。DCジャックの穴とRCAジャックの穴は、最初M4のドリルで穴を開けたのですが、あまりきれいにはできなかったので、太めのハンダごてで溶かして穴を広げました。冷えたポリプロピレン(PP)ははみ出たところをカッターで削って仕上げます。PPはアクリルと違って割れる心配がほとんどないのがいいですね。透明度は低いですが、気になるものではありません。

 

出力のコネクタも手持ちにはいろいろありましたが、このケースのサイズからRCAジャックを選びました。この後、ケースに機器の名前やそれぞれのコネクタの名前(DC 9V、出力 600Hzなど)をネームランドで張り付けたら終了です。