世の中には電子ログなるものが数多あるのですが、その中で世界中で一番普及していると言えるのが、おそらくLoTWではないでしょうか。ご存じ(・・・かな?)ARRLが運営している電子ログです。ところが、日本でポピュラーなのはTurboHAMLOGです。もちろん、私も30年来の愛用者です。

 

ここが不幸のはじまりでして、単に交信を記録するだけならば何でも良いのですが、いざQSLカード(交信証明書)のことになると、なかなか悩ましくなります。というのは、以前はQSLの受領はかなり面倒でした。国内局はほとんどJARLに入会していましたので、QSLビューローを介して受け取ることができましたが、DX局は郵便で受け取ることも少なくなく、その度に住所を色々な手段で調べてSASE(返信封筒を同封)で発送していました。1枚のQSLを受け取るために300円くらいかかっていたわけです。DXは。本当にお金持ちの趣味ですね。

 

ところが、ARRLがLoTWを運用し始めて以来、多くのDX局はQSLカード(いわゆる紙カード)の発行を止めてしまい、LoTWに移行するか、eQSLなどに移行してしまいました。日本の局はまだまだ紙カードを発行している局も少なくないと思いますが、(なにせ、JARLのビューローはQSLの処理に追いつかないほど受け取っているとのことですから)、いずれにしてもDXのQSL対策は必要になってくるわけです。そのために私もLoTWにも登録していますし、eQSLにも登録しています。

 

LoTWはログの登録だけなのですが、相手からも同じデータがLoTWのサーバーにあると、QSOを承認してもらえるシステムです。ですから、LoTWしか使っていないならば、特に問題ないのですが、多くの非ARRL会員はおそらく他のログシステムも使用していると思います。そのため、LoTWのQSL受領データを自分のログに移さなければなりません。もちろんeQSLも同様です。

 

私もちまちまと手入力していましたが、LoTW2Thwというソフトがあるということを知り、やってみました。詳しくは以下のページにインストール方法から運用方法まで書いてあります。

 

 
自分では全く説明もしないってどうよと思いますが、まあ、同じことを2度読まされる方のことを考えると余計なことはいらないでしょう。
 
そこで、やってみたのですが、どうもうまくいっていないみたいです。何が悪いかよくわかりませんが、もう少し試してみようかと思います。自分が手入力した時点から遡って相手局がデータのアップロードをすることはありえるので、最初から全部をやり直すのは、毎回だと無理があります。いえ、毎回でなくても多分無理です。