26年ぶりの広島の旅、最終日の三日目の話です。
8月7日の広島地方は早朝からスゴイ雨、ホテルの露天風呂から昨日までよく見えていた対岸の宮島は霧に隠れて全く見えないほどの荒天でした。
最終日は広島とは逆方向の岩国の錦帯橋へ足を伸ばす予定でしたがこの大雨、さてどうしようか…と朝から頭を抱えておりました。
前日の8月6日は8時15分には爆心地にいなければなりませんでしたので6時過ぎに宮島口のホテルを出発する強行軍でしたが、この日は朝から予定を詰め込んでいた訳でもありませんでしたので、ホテル自慢のバイキング朝食をいただくことに…
で、いろいろ欲張ってしまいました。朝からおかずの大群です😄。明らかに多過ぎですが、夫婦でしっかり完食しました。
デザートもバッチリ
こちらは朝ごはんのお品書き
ゆっくり朝ごはんを食べている間に雨足も弱まって宮島も見えてきたので、予定通り錦帯橋へ行くことにしました。
かなり加工してありますが、ホテルのロビーから見える厳島神社と大鳥居です。チェックアウトして宮島口駅へ…
こちらは宮島口駅の下りホームの先端部分、嵩上げされずに昔の状態のまんま残されていますが、ホームの床端部に思わぬモノが残ってしました。
山陽新幹線が開通する前の特急時代の乗車位置案内です。しおじ号の2号車だと思われます。まだ中学生くらいだった遠い昔、まだ宮島口駅のホームが嵩上げされていなくてそのホームの至る所にこんな乗車位置案内がたくさん残っていたのにいたく感激したのを今でもよく覚えていますが、それから40年近く経過してもまだ残っていたとは驚きました。かつて山陽本線を数々の特急列車が往来していた痕跡を現代に伝える国宝級の鉄道文化遺産だと思います。
さて岩国に来たのも26年ぶり、駅構内の雰囲気こそ昔のままですが、駅に繋がる跨線橋や駅本屋は跡形もなく建て替えられて見違えるように綺麗に なってました。
26年ぶりの岩国駅。26年前は国鉄時代からの重厚な建物だったのが一新、こちらは広島駅より一足早く現代的な建物にガラッと代わりました。
瀬戸内海沿いに山陽本線と並行する国道188号線沿いに連なる駅前の商店街。昔はニチイの存在感が際立ってましたが跡形もありません。暑さのせいか、人通りも少なめ。
岩国駅からバスに乗って錦帯橋へ向かいます。
26年ぶりにやってきました、岩国のシンボル錦帯橋。ダイナミックな五連のそり橋、曇天なのが悔やまれますが何度見ても素晴らしい風景ですね。こちらも平日のせいか観光客もまばら、国内の主要観光地はどこへ行っても外国人で溢れかえってますが、ここはずいぶんと静かです。
子供の頃、親戚のおじさんの運転で錦帯橋の前を通りかかった時、『渡りたい!』と騒いだら、
〜 錦帯橋 渡ってみれば ただの橋 〜
とサラッと一句詠まれて思いっきりスルーされたのを思い出してしまいました。錦帯橋に来るたびにあの一句を思い出します😄
それまでは何度架け替えても増水するたびに流されてたのが、このそり橋にしてからは全く動じず初代のそり橋は昭和25年の台風で流されるまで270年も持ちこたえたそうですよ。しかも釘を一本も使っていないのもこの橋の特徴で、子供の頃それを初めて聞かされた時には本当に驚きました。
一応、せっかくなので向こう岸まで渡ってきました。時間があればロープウェイで山の上の岩国城まで登りたいところでしたが、帰りのヒコーキの時間もあるので今日は渡るだけです。ちなみに傍にはバイクで渡るな…という注意書きの看板が立っているんですが、敗戦直後には進駐軍の兵士たちがここをバイクで渡って遊んでいたらしいです。また、その進駐軍が岩国基地の造営のために橋の周辺の砂利を大量に採取したことが橋の流出の一因になったとも言われているんだとか…
橋の上から望む岩国城。これまた岩国らしい風景です。春になると川沿いのソメイヨシノが素晴らしいんですよねえ…。
こちらは橋の向こう岸の傍らにある槍倒し松。昔大名がよその藩の領地を通る時には行列の槍を倒して通るのがマナーだったそうですが、中には自分の所領より小さい藩だと小馬鹿にして槍を倒さずにそのまま通る行儀の悪い大名もいたそうです。わずか六万石の小国だった岩国藩を通る際はそういう輩も多かったんでしょう、ならばと槍を倒さないと絶対に通り抜けられないよう、岩国藩の武士たちがわざと横枝の張り出した松の木をここに植えた…というのがこの松のストーリーだそうです。錦帯橋には何回も来てますがこの松のことは今回まで知りませんでした。小国の武士たちのこういう粋な意地らしさ、大好きです。
さて、今回の旅もこれで全行程を無事終了です。あとはここからバスで岩国駅、岩国駅から山陽線の電車で広島駅、さらに高速バスで広島空港へと向かう訳ですがこれがことの外遠い…。広島観光なら岩国空港の方が便利かも…と思案もしましたが、ホテルとセットの割安プランはやはり広島空港発着しかなくやむを得ませんでした。
岩国駅行きのバスは遅れてきたため、山陽線の電車も一本後になりましたが、今回の旅でなかなかできなかった列車で一杯をこちらで敢行。パブ山陽線です😄。瀬戸内海の風景が一番搾りによく似合います。
広島駅からは再びこのリムジンバスで、最新の令和顔がきました。
広島空港では遅めの昼メシを、今回最後の広島グルメ、広島ラーメンです。あっさりしたスープで、今日は山陽線の電車で一本飲んだだけでしたが🍺のしめにはピッタリのラーメンだと思います。
空港のレストランから見えていた風景。
出発まではまだ時間もあったのでお土産物でも眺めつつ、こんなバカバカしいものを発見。
人にあげるには不適切にもほどがあるお土産ですね。そうこうしているうちに搭乗時間が迫りますがなかなか案内されません。どうやら広島空港から乗るヒコーキが羽田空港の混雑で出発が遅れ、玉突きで広島空港出発も1時間近く繰り下がってしまいました。
羽田に着く頃にはすっかり日も傾き、夕暮れの雲海から頭を出してる富士山がキレイでしたよ。
羽田空港まで辿り着くと一難去ってまた一難、今度は羽田空港から吉祥寺駅に向かう高速バスもまた首都高速の大渋滞に巻き込まれました。
首都高速に入った途端にこの有様、ノロノロ運転が延々と続きます。さらにこの日は沿線の倒木事故で京王線が長時間に渡りストップ、その影響で並行する国道20号も大混雑となり、羽田空港から吉祥寺まで普段なら1時間もかからないところ2時間近く要してようやく吉祥寺駅まで辿りつきました。ヒコーキの遅れと高速バスの大渋滞がたたって錦帯橋のバス停から吉祥寺駅までほぼ10時間、広島駅から新幹線で帰ってきていればとっくに家についていたはずです😄
最後の最後に時間がかかってしまいましたが、出かける前は三日間通して曇りか雨の予報だったのが三日間通して概ね天気も良好で、念願だった8月6日のヒロシマに訪れることができ、美味しいモノもたくさんいただきまして、本当に感無量でした。まだまだ行きたいところ、食べたいもの(特に冬が旬のカキ料理)も盛りだくさん、そして何よりまだ見ていないマツダスタジアムのカープ戦と、またそう遠くないうちにまた行きたい、広島の旅でした。
拙い備忘録に長々とお付き合いありがとうございました。

























