ビーチクラフトB200キングエア 乗員訓練?(笑) | 2nd rangeroverのブログ

2nd rangeroverのブログ

2NDレンジローバーやフライフィッシング。英国文化やガーデニングを愛する自然派おやじの日々のご紹介

皆さんはフライトシミュレータというものをご存知ですか?マイクロソフトがパソコン用に開発したものが市場に出回って、今はパイロットの初期訓練にも使われているのですが、シミュレータもレベルがあって、実際の航空会社にあるものは、油圧で動く足の上に操縦席が格納されていて、実機と同じ計器や装置で様々な気象状態や緊急事態を再現できるようになっている、大掛かりな装置です。会社を卒業した大先輩機長からこんなお誘いがありました。航空振興財団といううところでビーチクラフトキングエアのシミュレータを夏休み企画で20分の体験操縦やっているんだけど来てみない?

この話を聞くや否や、めらめらとエセパイロット魂が沸き立ち、又ママさんがPTAの会合で次男坊の面倒を見てほしいともいわれていたので、この際いっちょやってみましょと天空橋の航空振興財団さんへ訪問したのです。結局ママさんはPTAの会合がキャンセルになって、、子供らは羽田の第一ターミナルでお買い物。パパはいざ実機のシミュレータへと向かいます。


こいつがキングエアのシミュレータです。まあディズニーランドのスターツアーズを自分で操縦するようなもんですな(笑)ヾ(@°▽°@)まず教官とブリーフィングを交わして、機長席へ座ります。ブリーフィングでは出発と着陸は滑走路27、離陸手順はV1(離陸を決定する速度)が94kt(180㎞程度)VR V2は110Kt(220㎞)Flap15で離陸後ピッチ(上昇角15度)昇降計器みて車輪上げて(ギアアップ)高度400ft(120m当たり)でFlap Upして上昇角度を10度に修正、プロペラピッチをフルフォワードからクライムに減少させて、左旋回しTurn left heading 090真東に向かいます。2000ftをキープしてダウンウインドレグ(場周経路)からヘディング(方位)180(真南)へFlap15でILSに乗ってギアダウン&タッチアンドゴーになります。・・・・・一気に言われてもわからんわ(笑)レクチャー1時間、いざ搭乗です。書いてあること関係者しかわかりませんな。



操縦桿はグライダーはスティックタイプなので、旅客機型のホーイルタイプは初めての経験、うまくいくかいな?『じゃあいきましょう!』『はい、了解 FLAP15 QNH2992 Cleared for Take-off!』(心の声)『エンジン出力を上げると偏芯するからラダーコントロール右とってね』『ラジャー』『エイティー80kt』『チェックト』『V1ローテーションV2』コールで操縦桿とゆっくりと引き上げます。このときラダーエレベーターエルロンの調和が肝心です。『ポジティブギアラップ!』『ギアスりーグリーン『フォーハンドレッド400ftFlap Up』一回目の場周飛行では、結構操縦系統になれるのに時間がかかったが、そのうち所詮飛行機だ。少し慣れてきた(にやり)v(^-^)v



現在滑走路に向けて正対するためのFinal turn実施中。エセ機長が左側を確認してますね 『レフトクリア、Flsp15 ギアダウン!』よく見た覚えのある地形が見えてきました。閖上。あー赤貝食いたい。岩沼も見えますねいちごのハウスがいっぱいあるっす。さあ、PAPI(進入角度灯)が滑走路左に白白赤赤であれば進入角度(パス)はよし、フラップおろしてパワーは上げてあるので徐々に減速、オンファイナルクリア200ftミニマム ランウエイインサイト ランディングなのであります!


シミュレータからコースとパスを出力してもらいました。まあボチボチいいのではないか?自画自賛(笑)

最後に家族と合流して、国際線ターミナルで飯食って帰ってきました。(笑)



なんだかよくわからない仕事的なブログになりました・・・・面白いのよ、操縦って!
ちなみにビーチクラフトB200ってこんな機体です!あご近所さん!