日本地震前兆現象観測ネットワーク  6311  '24 6/21

①『本日の地震7回』
21日16時56分 茨城県沖 M3.8 震度2
21日15時53分 石川県    M2.8    
21日14時23分 茨城県沖 M4.4 震度    3(最大)
21日14時04分 愛媛県    M3.9 震度3
21日10時44分 能登半島沖    M2.7    
21日04時29分 石川県    M3.1    
21日03時59分 奄美大島近海 M3.5

21日の月齢は14.6。


②『Nictイオノ』
赤38(稚内12、国分寺16、山川7、沖縄3)
昨日と同様で関東方面(遥か沖や関東周辺の県)は警戒~)。


③『10mFM(リアルタイム情報)』
JK1AEL(綾瀬市)局長 > 13:10~14:40、1・2・3・4・6・8・9・0エリア各局QSO有難うございました。又のQSO楽しみにしています。 ( 2024/6/21(金) 15:56 )

Eスポシーズンのピ-ク。赤38(稚内12、国分寺16、山川7、沖縄3)程度で1・2・3・4・6・8・9・0エリアと交信している。


④『篠原情報(6/21 11:51 更新)』
太陽風は平均的な速度で、磁気圏は穏やかです。
太陽風は、490kmから430kmへ下がり平均的な速さに戻っています。
磁場強度は、4nTと平均的な状態です。


⑤『デリンジャー現象』
活動領域3719で発生したM5.7/1Bフレアの影響により、21日8時15分に日本各地で弱いデリンジャー現象が発生した。


⑥『プロトン、TEC』
静穏レベル


⑦『放射線帯電子』
やや高いレベル


⑧『20日の活動度指数』
黒点数163
黒点総面積 2370
10.7 203.3
地磁気K指数の合計11、 最大2


⑨『スーパーストームが世界の電気回路を襲う(SWコム)』
 2024年5月10日に発生した地磁気スーパーストームは、過去500年間で最高のオーロラを引き起こしただけではない。それは又、地球を電化させた。
「私達のセンサーは、大気中の電気の著しい変化を測定した」と、アラバマ大学の宇宙物理学者であるGang Li氏は「地球の電気回路全体が嵐の影響を受けた」と報告している。
クレジット:K. A. Nicollの2014年のレビュー論文「Space Weather influences on Atmospheric Electricity」
そう、地球には「地球規模の電気回路」がある。
これは雷雨によって発生し、地上と50km上空の電離層との間に電荷差が生じ、地球上では1日に約4万回の雷雨が発生しており、大気圏の上部に電気を送り込むバッテリーと考えることができる。
結果、250,000ボルトという驚異的な電圧降下が生じる。
空気自体は電気の優れた伝導体ではない。
しかし、深宇宙からの宇宙線は大気を電離させ、その25万ボルトに反応して電流を流すのに十分な伝導率を生み出す。
このように、あなたが呼吸する空気そのものが帯電しているのだ。
2024年4月、Li氏らは、太陽嵐と世界の電気回路に関する論文を学術誌「Space Weather」に発表した。
彼等は、地球に接近するCMEが宇宙線を一掃する方法を説明した。
これは、20世紀初頭に宇宙線を研究したアメリカの物理学者スコット・フォーブッシュにちなんで名付けられた「フォーブッシュ減少」と呼ばれている。
フォーブッシュの減少期には、地球の大気を電離させるのに利用できる宇宙線が少なくなり、その結果、地球全体の電気回路の導電率が変化する。
2024年5月10日に地球を襲ったCMEは、非常に大きなフォーブッシュの減少を引き起こした。
「これは私達の研究にとって朗報でした」とリー氏は言う。
Li等は、アルゼンチンのCASLEO観測所にある2つの電界観測所を調べたが、この観測所は以前、世界の電気回路を監視する為に使用していた場所である。
スーパーストームの間、電界は10%から15%上昇し、その増加は4日以上も続いた。
「これは、私達の論文に基づいて予測されたこととよく一致しています」と彼は言う。
このような大気の電気の変化は、雨や雷の確率から、空気中の電場に乗る風船のクモの飛行経路に至るまで、多くのことに影響を与える可能性がある。