日本地震前兆現象観測ネットワーク  6292 '24 6/1

①『本日の地震4回』
1日 18時48分 山梨県     M2.9
1日 11時37分 奄美大島沖    M4.7(最大)
1日 10時57分 岩手県沿岸    M3.7震度    2
1日 04時02分 豊後水道    M4.5震度    4

1日の月齢は24.0。


②『本日の最大』
11時37分 奄美大島沖    M4.7(気象庁)

他に下記も発生。
5/31 17:10  24.06N 121.55E  5.2M 台湾付近(信号機さん)
5/31 19:02  33.23N  132.31E  4.7M 愛媛県沖(信号機さん)
6/1 00:32  24.40N  122.04E 4.5M 台湾付近(信号機さん)
6/1 02:37  28.92N  131.06E 5.2M 南西諸島北部(信号機さん)


再掲、昨日のイオノ警告は~警戒(+)。
赤15(略、山川1、沖縄15)
南、警戒~警戒(+)。
警戒(+)が付いた理由 エネが大きく、多発したから。


③『Nictイオノ』
赤38(稚内19、国分寺5、山川5、沖縄9)
北、南も警戒。


④『144MHzリアルタイム情報を見ると』
144MHzリアルタイム情報を見るとEsが多発しているのが分かる。
これからもっとEs交信が増えるだろう。しかし上記の稚内19はいかにも多すぎる。
太陽エネもさることながら、かなり地球エネも関与している。


⑤『篠原情報(6/ 1 13:29 更新)』
太陽風は低速の状態が続いています。X1.1の大規模フレアが発生しました。


⑥『Xフレア(黒点AR3664)は強力だった(SW COM)』
Xフレア: 黒点AR3664(別名AR3697)は崩壊したが、まだ強力。
5月31日には、今週3回目のXフレア(X1.1)を放出した。
NASAのソーラーダイナミクス天文台は、極端紫外線の閃光を捉えた。
フレア放射は地球の大気圏の上部を電離させ、北米の太平洋側で短波電波の遮断を一時的に引き起こした。
30MHz未満の信号は、フレアのピーク(5月31日2203 UTから30分もの間、減衰した。
フレアは強烈だったが、太陽の大気からCMEを持ち上げるには短すぎた。
AR3664のような崩壊しつつある黒点がこれほど活発なのは何故? 
黒点の主核内では、2つの逆符号の磁極が+対-で密集している。
これが起こると、磁気再結合は、バラバラになっている黒点からでも非常に強力な爆発を引き起こす可能性がある。
NOAAの予報官は、6月1日にXフレアが発生する確率は35%、Mフレアが発生する確率は75%と予想している。


⑦『31日の活動度指数』
黒点数 145
黒点総面積 800
F10.7 179.4
地磁気K指数の合計18、 最大4


⑧『太陽嵐の謎が400年ぶりに解明された(江南タイムズ 提供)』
先月12日から世界で観測されたオーロラは、太陽嵐により発生した。
太陽嵐はオーロラをもたらす一方で、地球の磁場を乱し、電力網、無線通信網、衛星システムに被害を与える可能性がある。
太陽嵐を予測するためには、太陽の磁場活動の根本的な原理を理解することが重要である。
17世紀のガリレイが太陽黒点を観測して以来、400年間にわたり科学界は太陽の磁場生成原理を明らかにするために努力してきた。
最近、英国エディンバラ大学のジェフリー・バシル教授の研究チームが新たな数値シミュレーションを活用し、太陽の磁場生成位置を明らかにした。
研究チームは、太陽表面近くのガスとプラズマの運動パターンを計算した結果、太陽の磁場活動が太陽表面下約20,000マイル(約32,000km)の地点で始まることを明らかにした。これは、従来の「深層理論」が主張する太陽表面下約130,000マイルの地点から始まるという主張とは異なる。
従来の理論では、太陽表面近くで起こる「ねじれ振動」現象を説明することができなかった。
太陽は固体ではないため、緯度により自転速度が異なり、ねじれが発生する。このねじれ振動は、太陽の内外部のガスとプラズマの循環パターンで、11年周期で繰り返される。
研究チームは、太陽の磁場活動の極大期も11年周期で戻ってくるという事実に着目し、ねじれ振動を説明できる新たな数値シミュレーションを開発した。NASAのスーパーコンピュータを利用して太陽表面近くのガスとプラズマの運動パターンをシミュレーション分析した結果、太陽の磁場の源が太陽表面下約20,000マイルの地点で始まることが確認された。
この研究結果は、太陽嵐の予測と被害対策に重要な意味を持つ。研究チームは、1859年にカナダを襲い、初期の電信システムを破壊した「キャリントン・イベント」を引き合いに出し、太陽嵐の危険性を強調した。
研究チームは、キャリントン・イベントと同等の太陽嵐がアメリカを襲った場合、約1兆から2兆ドル(約156兆円~314兆円)の被害が発生すると予想した。
この研究は、太陽の磁場生成原理を明らかにし、太陽嵐の予測と被害対策に貢献すると期待される。