日本地震前兆現象観測ネットワーク  6276 '24 5/16

①『本日の地震5回』
16日 22時18分 岩手県沖    M3.7 震度2
16日 13時58分 石川県     M2.6    
16日 11時26分 福島県 M2.3    
16日 09時48分 紀伊水道    M3.0
16日 03時55分 能登半島沖     M1.9

16日の月齢は57。


②『阿蘇山 噴火警報(23号5月16日16時00分 福岡管区気象台)』
阿蘇山では、火山性微動の振幅が昨日(15日)06時過ぎからやや大きくなり、その後、増減を繰り返し、本日(16日)07時頃からは小さな状態で推移しています。
昨日の現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり800トン(前回(5月9日)1600トン)と少ない状態でした。
中岳第一火口では、本日、白色の噴煙が最高で火口縁上300mまで上がりました。夜間に高感度の監視カメラで火映を観測しました。
火山性微動の振幅に一時的な増大がみられており、火山活動に高まりが認められます。
中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があります。


③『Nictイオノ』
赤28(稚内2、国分寺2、山川14、沖縄10)
太陽エネ>≫地球エネ。本格的なEsシーズンに突入。


④『篠原情報 (5/16 12:26 更新)』
太陽の西端と東端で、X3.4、X2.9の大規模フレアが発生しました。
3664黒点群のXフレアはさらに続き昨夕、15日17時半にX3.4の大規模フレアが発生しました。
3664黒点群は、昨日紹介したX8.7の時よりも更に太陽の向こう側に進んでいてより上部の輝きしか見えない状態になっていました。
これで、3664群で発生したXフレアは12回になりました。
そして、深夜、15日23時半には南東端でX2.9の大規模フレアが発生しました。
こちらは、今日の可視光写真で見え始めている新しい黒点群で発生しています。
その後は特にフレアの発生は見えていませんがどの様な活動度の領域か注目して下さい。


注)たかが一桁のフレアなどはあまり騒ぐ必要はない、問題なのは二桁、それもX20級以上のフレアだ。
サイクルピーク(25)は来年になるので、X10級以上は発生するだろう。
しかし、太陽は病気なのでもっと高熱を出して、電子機器を破壊するような規模のフレアが噴出するかも!!
太陽は爆発するのが本来の仕事である、
大型金庫並みの遮蔽効果のあるものを準備しておく必要性はあるかもしれない。


⑤『プロトン』
衛星観測によると、静止軌道における10 MeV以上のプロトン粒子フラックスは14 PFU前後で推移、プロトン現象は継続中。


⑥『放射線帯電子』
衛星観測によると、静止軌道における2 MeV以上の電子の24時間フルエンスは、6.94×10^7 particles/cm^2/srのやや高いレベル。


⑦『電離圏嵐』
F領域臨界周波数は、概ね静穏な状態。
日本上空の全電子数(TEC)も概ね静穏な状態


⑧『15日の動度指数』
黒点数 195
黒点総面積 810
F10.7 216.0
地磁気K指数の合計12 最大2