日本地震前兆現象観測ネットワーク  6275 '24 5/15

①『本日の地震3回』
15日 13時38分 豊後水道 M3.0
15日 10時00分 石川県     M1.5    
15日 02時49分 能登半島沖     M2.8 震度3

15日の月齢は4.7。


②『阿蘇山 噴火警報(5月15日10時30分 福岡管区気象台)』
阿蘇山に火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)を発表、(火口周辺規制)2に引上げた。
阿蘇山では、15日09時過ぎから火山性微動の振幅が1.5マイクロメートル毎秒を超えてやや大きい状態で継続。
又、9日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量が1日あたり1600トンとやや多い状態。
阿蘇山では火山活動が高まっていることから、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火発生の可能性あり。


③『桜島、今年15回目の爆発(2024年5月15日14時42第2報気象庁』
現  象:爆発
有色噴煙:火口上2000m(海抜10100FT)
流  向:南東
火口:南岳山頂火口
横山空振計:48.5Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:6合目(南岳山頂火口より800から1100m
噴煙量:やや多量


④『黒点AR3664は現在の周期で最強の太陽フレアX8.7を放った(S.W.COM)』
現在の周期で最強の太陽フレア: 昨日、5月14日(1651 UT)、黒点AR3664は、現在の太陽周期で最強の太陽フレアを解き放ちました。Xは、NASAのソーラーダイナミクス天文台からのこの画像(略)のスポットを示す。
太陽黒点は太陽円盤の縁の後ろにある為、フレアは部分的に日食状態にされた。
恐らく見た目以上に強かったのだろう。「X8.7」は、フレアの真の強さを過小評価していることはほぼ間違いない。
フレアからの極端な紫外線は地球の大気圏の頂上を電離させ、米大陸上空で深刻な短波電波遮断を引き起こした。
アマチュア無線家、飛行士、船員は、30MHz未満の全ての周波数で信号が突然失われていることに気付いたのかも…


⑤『篠原情報 (5/15 10:24 更新)』
3664黒点群でX8.7の大規模フレアが発生しました。
今日未明、15日2時に3664黒点群でX8.7の大規模フレアが発生しました。
2月22日(世界時)に発生したX6.3を超えて現在のサイクル25として最大の規模のフレアです。
また、この規模に達したフレアは2017年9月6日のX9.3以来で、7年ぶりとなります。
3664黒点群は既に太陽の西の端の向こう側に進んでいてフレアの領域は直接は見えていません。
この為、フレアの本当の規模はこれよりも大きかったのかもしれません。

注)たかが一桁のフレアなどはあまり騒ぐ必要はない、問題なのは二桁、それもX20級以上のフレアだ。
サイクルピーク(25)は来年になるので、X10級以上は発生するだろう。
しかし、太陽は病気なのでもっと高熱を出して、電子機器を破壊するような規模のフレアが噴出するかも!!
太陽は爆発するのが本来の仕事である、
大型金庫並みの遮蔽効果のあるものを準備しておく必要性はあるかもしれない。


⑥『Nictイオノ』
赤19(稚内0、国分寺11、山川7、沖縄1)
関東は警戒。

国分寺 5/15 19:45~20:45
山川5/14 21:15, 22:30~22:45 09:30~11:30
大宜味5/15 00:30
強いスポラディックE層が確認されたのは以上3か所。
関東は特に多い。


⑦『プロトン』
衛星観測によると、静止軌道における10 MeV以上のプロトン粒子フラックスは27 PFU前後で推移し、プロトン現象は継続中。


⑧『放射線帯電子』
高いレベル。


⑨『TEC』
概ね静穏な状態。


⑩『天秤棒』
二つ玉低気圧、朝鮮半島沖06hpaと四国沖08hpaにより九州方面からの「天秤棒効果」による地震(含、噴火)には要警戒。
北上するので列島は更に警戒。


⑪『デリンジャー現象』
活動領域3664で発生したX3.4フレアの影響により、15日17時45分に日本各地でデリンジャー現象が発生した。


⑫『14日の動度指数』
黒点数 186
黒点総面積 860
F10.7 219.8
地磁気K指数の合計10 最大2