日本地震前兆現象観測ネットワーク  5887 '23 4/17

①『本日の地震4回』
17日 14時36分 福島県沖    M3.5    
17日 07時16分 長野県 M3.3 震度3
17日 02時25分 福島県沖    M4.6 震度4(最大)
17日 00時45分 熊本県 M3.5 震度3


17日の月齢は26.3


②『本日の最大』
02時25分 福島県沖    M4.6 震度4


③『この前兆』
1)新村山情報
15日、東の地電流が又、上昇。
98μA、頻繁に上下動を繰り返している。振り切れてはいない。太平洋側。

2)村山情報
13日、東の地電流上昇。福島県と略、警戒。
100μAに達していのでそんなには大きくはない。

3)孫4~ノイズ発生
12日の孫4~ノイズ(120時間型)で後発警戒。
120時間はドンピシャ本日、17日になる。


④『新々村山情報』
02時25分 福島県沖    M4.6 震度4の発生でいったん60μAに下がっていた。全エネを発散したわけではない。
午後、又、頻繁に東の地電流が激しく上下動を繰り返すようになった。福島県沖周辺は警戒。


⑤『プロトン、電子、TEC』
静穏レベル。


⑥『篠原情報(  4/17 14:17 更新)』
太陽風は低速(330〜350km)で、磁気圏も穏やかです。
磁場強度は7〜8nTと少し強い状態です。


⑦『16日の活動度指数』
黒点数 196
黒点総面積 1340
F10 177.8
地磁気K指数合計は6、最大1


⑧『地学の話:火山が日本にこれほど多いのはどうしてなのか?(ラブすぽ)』
マグマはプレートの沈み込みによって造られる。
日本列島は火山列島です。火山の出現する場所を辿っていくと、北海道からは千島列島をとおりカムチャツカ半島に至ります。更に、アリューシャン列島からアラスカをとおり、アメリカ合衆国西部のカスケード山脈に達します。
アメリカ西部からは、更にメキシコを通り、中央アメリカから南アメリカの太平洋沿岸にまで出現します。
九州から辿ると、琉球列島を通り、台湾を経てフィリッピンに至ります。このように火山は環太平洋地域に多くみられます。
実は、厳密にいうと、環太平洋といっても、火山列は太平洋縁辺の海溝にそって分布しているのです。 
太平洋のそばでも、海溝のない場所には火山列はみられません。海溝はプレートの沈み込む場所ですから、こうした火山はプレート沈み込みと関係してできたといえます。
では、どうしてプレートが沈み込む場所でマグマができるのでしょうか?
冷えて重くなったプレートが沈み込んでいく場所は、冷たい対流の下降部に相当します。従って、そのような場所で熱いマグマが生成されることは考えにくい。
なのに、どうしてそこでマグマが生成されるのでしょうか?
冷たいプレートが沈み込むと、プレートの上部のマントルがプレートに引きずられていっしょに沈んでいきます。すると、それを埋めるようにマントル深部から高温のマントルが上昇してきます。これを補償流とか反転流と呼びます。
更に、海水と長い間接してきたために水を含んでいる沈み込んだプレートの上面からは、脱水した水が上昇し、上位にある高温のマントルに供給され、マントルが融けやすくなります。
これが、沈み込みプレート境界でマグマが形成されるメカニズムと考えられています。
一方、熱いプレートが沈み込む場合には、プレート最上位にある玄武岩質の海洋地殻が融けてマグマが形成されることもあるのです。