日本地震前兆現象観測ネットワーク  5883 '23 4/13

①『本日の地震6回』
13日 23時33分 愛知県    M3.4    
13日 22時24分 父島近海 M4.2(最大)    
13日 15時35分 十勝沖    M3.5    
13日 08時13分 国後島付近    M3.7
13日 06時54分 和歌山県 M2.4    震度2
13日 05時29分 茨城県沖 M3.6    震度2

13日の月齢は22.3


②『村山情報』
地電流が上昇した。
本日午後34μAだった東からのそれが80~90μAに。その後変動があるものの高い振れで張り付いている。
福島県とその隣県、隣々県は警戒。100μAに達していのでそんなには大きくはない。


③『沖縄P嵐注意』
4/13 16:45 - 22:15 5時間半
最大 20:30 +5.4MHz 17.3MHz

④『篠原情報(4/13 12:19 更新)』
太陽風は平均的な速度になっています。磁気圏は穏やかです。


⑤『12日の活動度指数』
黒点数 134
黒点総面積 580
F10 154.0
地磁気K指数合計は6、最大2


⑥『続、トルコの余震』
無し。


⑦『日本に住んでる上で必ず知っておきたい地震が起きるその理由とメカ』
地震はプレート境界、月震は800㎞深部で起きる
物質には、気体、液体、固体の三つの姿があります。例えば、H2Oは水蒸気、水、氷の3態です。固体と液体の違いは自分の形を持っているのか、どうかにあります。液体の水は自分の形を持たないために、コップにも鍋にもさまざまな容器に入れることができます。
一方、固体である氷は自分の形を持っているために自由に自分の形を変えられません。形を変えようと外から力を加えると自分の形を護るために抵抗します。さらに大きな力を加えても限界までは抵抗しますが、それ以上になると壊れてしまいます。これが破壊。固体に特有な現象です。地震はこの破壊現象の一つです。先の例から地震・破壊が起きるためには、「固い体であること」「力が働くこと」が必要です。
地球の内部は高温で柔らかく、液体に近い状態ですが、表面付近は温度が低く硬い固体です。従って、地震は地球の表面付近にしか生じません。又、硬い表面付近は一枚の板として動いています。これをプレートと呼びます。
地球の表面は何枚ものプレートでできていて、互いに異なった方向に運動しています。プレート同士がふれあう境界では異なった方向の運動のつじつまを合わせようと力が生じます。
その結果、地震はプレートの境界で多く発生します。このプレートの運動に影響を与えているのが、マントルの運動・マントル対流であると考えられています。

さて、このようなメカニズムとはまったく別の機構で地震が発生している場所があります。月の内部、800㎞あたりで起きている地震(深発月震と呼ぶ)です。大変小さいのですが、発生数は多く、それは2週間周期で起きます。力の原因は地球の引力(潮汐力)です。月の引力が地球上での潮の満ち引きを引き起こし、地球の引力が月の内部の月震を引き起こしています。ですが、なぜ800㎞と深部なのか、謎に満ちているのが月震の不思議なところです。
日本に住んでる上で必ず知っておきたい地震が起きるその理由とメカニズム【地学の話】
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出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 地学の話』