続。B.ナンバーとニューイッシューのコラボレーション

 NO433-2   '06 5/10   JA7HOQ          

①前号の続き。③で自己紹介を略したがブログ用に書き直したので差し替えたい。
毎週.2,3回.地震の前兆現象を軸に地震の雑学を随筆風に書いています。
顕著な前兆を観測しても必ずしも地震が発生するとは限りませし.発生する場合もあります。 地震の不安を抱いている方はぜひ見て下さい。
「予言」とか「噂」は書きませんので安心できると思います。
又.「予知」でもありません。現段階では「予知」は困難です。しかし、不可能だとは思っていません。
専門用語はバックナンバーで一度は解説している筈です。
地震随筆は一風変わった内容で読んで頂くと判ると思います。
地震がらみのエッセーは書くのが困難で随筆とはなじめない水と油。
ナメクジをアイスクリームでくるだ天婦羅のようなものです。
界面活性剤で無理に混ぜ合わせているのでシッチャカメッチャカ.奇妙奇天烈なものです。ブアブアした得体の知れないものに触ってせめて感触を楽しんで下さい。
硬く柔らか.暖かいが冷たく.がさつで しとやかなタッチを目指します。

簡単に自己紹介します。
私は仕事も趣味もムセン。ホビーオブキングの「アマチュア無線」にカネがかかり.ふところはいつも無銭でピーピーでした。画像や電話通信よりも電信のピーピーが好きで車から電鍵を叩き国内外の局と交信をしていました。
電波は何処へでも飛んで行くので地球の裏側とも交信しました。ハンドルは放せないのでモールスはもっぱら暗記送信と暗記受信です。無事故でした。今はやっていません。
昔.漁船や商船の通信士をやり.オカに上がり電子工学.情報通信の教師を勤め.リタイヤ.今は.地震の宏観現象や電気磁気的現象の観測をやっています。
海外にも観測に出かけます。
1950年代.凄まじいスノーノイズとそのアンテナスパークを体験.興味を抱きました。
1960年.世界最大のチリ地震(M9.5)の前兆ノイズを聴き.この道にはまりました。
爾来.地震予知の研究をしています。

NPO宮城災害救援ボランティアセンター.SOS.JARL非常通信ボランティア.電気通信関連の委員・モニタター.NPO宮城防災アマ無線クラブ等に属しアマア無線のネットワーク「ハムサロン」(145,430,1200MHZ)も担当しています。叉.日本地震前兆現象観測ネットワーク等で全国の仲間と共に.防災に役立てようと毎日.前兆や異常現象を観測しています。
主に電磁.物理.天文.地学.気象.動植物の異常や宏観現象や異常現象象等です。

②前号⑧のみゆきさんの「CQ」は次のような詩である。

C.Q. C.Q.…… C.Q. ……繰返し略。
だれかいますか だれかいますか
だれかいますか どこかには
だれかいますか 生きていますか
聞こえていますか
C.Q. C.Q.…… C.Q. ……繰返し略。
送ってみる 送ってみる
あてのない呼びかけを 耳をすます 耳をすます
あてのない空へ ただ人がいることを ただ聞いてみたいだけ
何も欲しがりはしない ただ聞いてみたいだけ
だれかの頷く声 だれかの頷く声
歩いた道のことや 仕事して来たことや
どうでもいいようなこと ただ聞いてほしいだけ
咲いてた花のことや 拾ったボールのこと
ただ聞いてほしいだけ ただ聞いてほしいだけ
だれかいますか………聞こえていますか………
突然 波が通る 大きな波が通る
呼びかけても応えない 大きな波が通る

③追加④の「来年末から太陽活発化」の内容。くどいと言う人は多いと思う。
「2012年」は黒点ピーク。偶然の一致か。非常に重要な天文現象。
戦慄的な2012年序曲になるのか。
これも偶然。チャイコフスキーは「1812年序曲OP.49」の名旋律を残した。この1812年は歴史的に重要な年だった。ナポレオンの60万の軍隊を自然が打ち破った年。2012年の自然が我々を打ち破る事の無いよう願いたい。
前者は勿論.極寒.後者は逆の極暑??? まさか???

米大気研究センターは3/6.11年周期でピークを迎える太陽活動が来年末頃から活発化しそのピークは2012年頃になるとAP通信が伝えた。SOHOがとらえた太陽内部の磁気データ等から同センターが算出。同時に活動がピークに向かう際の太陽変化の様子を比較した1997年初め.98年半ば.99年終りの3画像も公開した。ピーク時には太陽表面から帯電粒子が大量に噴出し.通信や送電に障害が出る。前回01年のピーク時(サイクル23)に比べ次回(同24)は黒点数や太陽表面の爆発が3-5割程度.増加し障害の度合がかなり大きいと見られている。

④ハムは.今から楽しみにしている。サイクル23は変なE層.F層伝播だった。ここ一発が出なかった。叉.末期には磁気嵐が多発した。デリンジャーこそ余り出なかったものの欲求不満が残ってしまった。皆.サイクル19(超極大)のような再来を望んでいる。
過去のサイクル21は比較的良かった。10mでキプロスと交信したが余り強いので.てっきり500wだと思ってパワーを訊いてみた。QRP(小電力)5wだと云う。こんな交信が毎日出来そうである。

⑤サイクル18も良かった様だ。昔の電波雑誌に筑波技術短大.安藤教授の電波の魅力とアマチュア無線が載った。
「昭和23年に三極管6C5単球の超再生受信機を自作し28MHZ(10m)の交信を聞いたのが始まり.当時はKG6(グアム).KH6(ハワイ)の局の"CQ10m"の声がガンガン飛込んで来て.すっかりその魅力に取り付かれてしまった。そこで27年に第2級アマチュア無線技士の国家試験に挑戦.パスポートの様な英文入りの無線従事者免許証を手に入れる事が出来た。略。現代技術の代表例となっているマイクロコンピューターが数年前に出現した時も真空管の原理を勉強したのと同じ要領でこれをマスターした。略。
表記の大学は視覚及び聴覚障害者を対象に我が国.初の高等教育機関として新設されたもので.ここでもハムが学生達のコミュニケーション能力の向上に役立つものと確信.既に.諸先輩が障害者の方々へ無線の道を開拓」。略。それにしてもたった1本の真空管でハワイがガンガンとは恐れ入る。とにかく日中のF層伝播はすごい。太陽黒点さまさまである。

⑥所で太陽様を崇め奉って良いのだろうか。
1960年のサイクル19を凌ぐ太陽活動が起きた暁はマヤ暦2012年ではないが衛星は.のきなみ.ダウン.BS.CSは受からず.気象衛星写真はNG.カーナビは誤差5000m.。線路や送電線の誘導大電流で信号は乱れ.停電も想定される。携帯電パニック.帰宅難民は溢れ.コンビニ食.飲料水売切れ.公衆電話の行列。真夏だと大変だ。クーラーなしの熱帯夜。冷蔵庫のビールは熱燗に変じ.エレベーターに閉じ込められたら干上がってしまう。汲み上げポンプが止まりマンション断水.15.20階の階段を飲料水運び.救急車フル稼働…。

ハムは出番だ。50AH~100AHのバッテリーでDDコンの照明点灯.扇風機で頭を冷し.無線機で情勢把握.OSOスタンバイ。車のエンジンでバッテリーはフローテングが可能だ。通信範囲を広げる為に高台に移動運用も良し.労災病院や鶴が谷オープン病院のレピーターは無停電設備である。
悲観的に設備し.楽観的に装備を使いこなそう。