今日もバックナンバーです。専門的な用語や過去の地震から知って貰いたい何かがあると考えています。

かなり、古い情報ですが最近の地震につながるところがある筈です。今の所、北日本の特に大きな前兆は三陸沖以外感知されていません。噴火の兆候もありません。

 

NO296  '03 9/27     JA7HOQ        

①柏崎.村山氏の地熱が9/21辺りから.ここ2.3日.温度変化が激しく噴火の兆候を示している。浅間山辺りの可能性があると云う。21日には一時.27.3°にも上った。熱慣性の大きな地中の温度が短時間で2℃近くも変化はしないと思うがセンサーの故障ではないようである。マグマの動きによるものか.プツプツと温度の高いガスが昇ってくるのか.測定回路の不調か.電磁気的な影響によるものかは不明である。こちらの井戸水は13-~14℃で真夏より涼しくなったが.一定を保ち.ラドンガスは相変らず井戸の底から(プツプツ)と上がって来る。9/15.16が1時間に100回近くに増え.又かと緊張した。前号①静岡県.青田氏9/11の強い地震雲は伊豆諸島.八丈島.父島.赤道迄か.限界は今月中。村山氏の地熱の変化は果して.この辺りの噴火に繋がるのか。                               

②9/21新潟の小林氏からのレポによると.異常夕焼にSW~NE方向になびくネズミ色の雲も鮮やかに真っ赤に染まった。                            

③串田さんの英断は週刊朝日等マスコミをにぎわしHPの書き込みが増えた。精神的不安.体調不調の訴え.防災の備えや被災の心配をする人も多かった。気持ちは判る。出来れば前兆.予知関係の大事なHPではなく別な所へ投稿して欲しい。情報の価値に上下はないが.不要.不急な投稿が多くなると重要な前兆観測が埋没してしまったり.的確な予知情報が直ぐログアウトし目に止まらなくなる。会員宛.前々号の⑥を再掲する。串田氏がHPで予知情報を公開.週刊朝日にも載った。16.7日頃.関東でM7以上の可能性があると云う。然し.これに見合う大きな前兆は余りない。知立市.松本氏のS字TVノイズや村山氏の地熱.地電流にも大きな異常は認められない。雲名人の愛知県.倉多氏.静岡県.青田氏や渡辺氏からのレポートも特にない。台風14号も太平洋に抜けそうにもない。異常伝播は無し.2m帯の高放ノイズ.地放ノイズも無いが10月いっぱいは要注意だろう。                 

④次に前号⑤も再掲(一部省略)渡辺氏観測の地電流は9/17の午後.細い単発群と少し太い数回以下の上下動。その内12:20.13:35.17:30頃の3回は50mVレンジ振り切れ。9/21(一部サイトは20日)頃迄。震源によっては津波の恐れもある。関東の場合はM6以上。関東.以北も要注意。                                        

⑤全国が固唾を飲んだ.この注目の関東地震M5.5は20日起きた。震度4で関東一円がかなり揺れた。然し.巨大ではなかった。                      

⑥地電流と関係あるのだろうか.再掲。通信総研によると太陽風が15日の後半より上昇し始め17日は800Km/Sにまで達し.地磁気活動は活発。又.高エネルギー電子は17日後半から上昇を始め.現在は高いレベルで推移。K指数と地磁気データプロットによると12時から増加13:30頃.KAK Z約35000ナノテスラにも達した。一種のブロッキング.磁気嵐も起きた。「前兆メモ写真集」によると17日.鹿児島県で韓国のテレビがEスポ受像されている。太陽風・磁気圏発電機の起電力は磁気嵐のように磁場の変動が激しい時は非常に強く.大きな磁気嵐の時は10万Kvにも達する事がある。又.オーロラジェット電流は極地方では30万A位になる。変動するので電話線.電線.線路.ガスや石油のパイプラインに強い誘導電流を生み出す。(「オーロラ」ニール.デイビス著.地人書館) 

⑦これも前号再掲。国のバックで識者.民間研究者等を束ね.総合的な観測網を創り出す必要がある。1個人の知恵.知識などは蟻のようなもの。一人の努力の汗などは雀の涙ほどもない。串田氏の偉業に多くのサイトの識者を加え.国の援助.大学等も加わると蟻や雀.蚊でも象にもなろう。然し.水と油だ。聳え立つプライド.厚いアカデミックの壁にアマチュアリズムは所詮.薄いスルメのような存在でしかない。50回100回くらい予知が当ってもただの.1回の予知も出来ない国の組織が偉いのである。前者に金はない。後者は潤沢な予算がある。どうしてだろう。これに賛同してくれた方が多く感謝したい。だが.お互いの弱点を補完し.専売特許のようなノウハウを公開しより精度を上げるにはどうしたらよいのだろう??           

⑧串田氏が捕らえた長期FMスキャッターが震源からの膨大な放射エネルギーなら本命は近いのだろう。弱い断層.岩盤.プレート等は持ちこたえれずアスペリテイは破壊され.エネルギーは殆ど出尽くした筈である。十勝城(M8)も落ちた。弱小の空白城.最後の中.小砦は最早.残っていない。戦乱は治まり嵐の前の静けさが訪れるだろう。だが最後の巨大城は残る。それは難攻不落の宮城城.関東城.東海城等である。定説のシナリオはこれも落城。「樅の木」位は残るだろうが…かくして.活動期は終焉を迎え又.静穏期がやって来る。注・スキャッタ=散乱波.アスペリテイ=固着部分、空白城=空白域、宮城城=宮城県沖の未発の2空白地域、「樅の木」=山本周五郎著の樅の木は残った。                                 

⑨台風15号の濃白雲はわざわざ分流し20日の震源と完全.ガッチリ.握手し名残惜しそうに北上して行った。【気象衛星全球(赤外.22日12時前後)】台風関連否定派は必見。