dental doctor キリコ。
今の歯科医療の大半は、ブラックジャックに登場するキリコのようだと思って
しまう。難病や助からない患者だと判断すると、すぐに安楽死を選択するキリコ。
歯科医療で言えば、歯周病や歯槽膿漏で歯がぐらついていると判断すると安易に
抜歯する歯科医と同じだ!
なぜ内科的治療をせず、すぐに抜歯に走るんだろう。
歯科医療は明治以来、抜歯技術以外で進歩してきたのだろうか。
すぐに抜歯、抜歯だ。
師事する教授が伝統で、抜歯優先を弟子に教えてきたからだろうと思う。
ほとんど抜歯第一優先の歯医者が多い。特に地方の歯医者は顕著だと思う。
最近は、ごく一部に内科的治療をする歯医者が出てきたようだが、
首都圏あたりの歯学部は内科的治療も教えているのかな。
医者も歯医者も師匠の教授に意見することは勿論、反抗は出来ないのだろう。
北里柴三郎は、ペストの原因は「脚気菌」と断定した緒方 正規(衛生学者、
細菌学者。東京帝国大学医科大学学長、東京帝大教授。)を誤判断だと批判した。
衛生学の緒方正規は脚気感染症説をとって、青山胤通(東京帝国大学医科大学
校長),親友であった森 鷗外を含めて,これが当時の医学界の趨勢として、
北里柴三郎とは反目していた。
横道にそれたが、医者は常に勉強と最新医療技術修得に努めなければいけない
と思う。歯医者もしかり。
もっと抜歯優先より、内科的治療も勉強してもらいたいものだ。
それでなくても8020と言われて久しいのだから。