これはもう、だいぶ昔の話になるのだが・・・
友人の結婚式の2次会で、幹事&司会を務めさせて頂くことになったのだ。
新郎側から2名・新婦側から2名の計4名が幹事に選出された。
この4名で2次会の場所や催し物を決めていくのだが、いかんせん4名が同時に顔を合わせる時間が取れない為に、電話連絡のみでの段取りを余儀なくされた。
でもまぁ、そこに問題は無く、お互いの役割を分担し 二手に分かれて着々と準備を進めていったのだ。
で、2次会のメインとなる催し物は・・・王道と言うかベタと言うか、人数や予算を諸々と考察したうえでビンゴゲームに決定したのである。
そしてビンゴゲームの段取りは我々2人に託された。
予算を考え賞品を選び、買い出しへと向かう。
賞品の中にはドン引きされない程度のエログッズなども盛り込み、買い出しを終えた2人は早速クジの作成にとりかかる。
罰ゲーム的なハズレクジを何枚か、ニヤニヤしながら抽選箱に投入しつつ作業を続け、いよいよメイン賞品のクジを残すのみ。
ラスト1枚のそのクジに、[ディズニーランドフリーパス・ペアチケット]と書いた瞬間に、こんな思考が頭をよぎる・・・
(これ・・・最初の方に出ちゃったら後半盛り上がんねぇよな? でもなぁ・・・駄菓子屋やテキ屋じゃあるまいし、1番クジを抜いておくってのはフェアじゃねぇしな)
ど、どうしよう?
場を盛り上げる為には、多少の細工も許されるであろう。そして上手いことやれば公言しない限り細工がバレる事はない。
で、でもなぁ?
どうしても1番クジを抜いておくことに抵抗を感じるのだ。だってさ、こう言うのってガチじゃないとツマラナイでしょうよ。
さて、どっちをチョイスするべきか・・・
当日まで悩んだあげく俺がチョイスしたのは、小細工するよりもガチのほう。
やっぱりこう言うのはガチじゃないと意味がない!と言う事でガチを選択させて頂いた!
「この1番クジ・・・引けるものなら引いてみろ!」と心の中で叫びながら、リスクを覚悟したうえで抽選箱に1番クジを投入したのだ。
感動的な結婚式が終わり、続々と2次会会場に詰めかける参加者達。
正直・・・司会などと言う物は経験がなく、めちゃくちゃ緊張して居ります。
女性が1人アシスタントとしてフォローしてくれるのだが、実質マイクを握るのは俺1人・・・だっ大丈夫か?俺!?
取りあえず酔ってしまえと、皆には内緒で2次会開始前から酒を煽り、程良くエンジンが掛かったところでいよいよ2次会が幕をあけた。
ぶっちゃけ何を喋ったのか覚えていない・・・汗がにじむ手のひらでマイクを握り、必死に司会進行するだけで精一杯。
俺はあの時、気の効いたセリフを1つや2つは言えたのだろうか?
ってな感じで、2次会の記憶は殆んど残っていないのだが・・・
1つだけ明確に覚えていることがある。
それは・・・例のビンゴゲームでの出来事だった。
「ビンゴゲェーーームッ!!」
テンション上げ上げでマイク越しに叫び、いよいよメインのビンゴゲームが始まった!
次々と数字を読み進めていくと、ちらほらと「リーチ!」の掛け声が上がる。
いいね!いいね!盛り上がってきたねー!
と、次の瞬間
「ビンゴーッ!」
と叫ぶ参加者の声!
「おお!」 「なんだよーっ」 「まじかよっ」
などと他の参加者が野次を入れる中、最初の当選者が舞台へ上がる。
俺は抽選箱を差出し、当選者はクジを引く。
「何が出るかな♪何がでるかな♪」
正にそんな状態の中、初の当選者が引き当てたクジにはあろうことか・・・
ディズニーランドフリーパス・ペアチケットなる文字が・・・![]()
マジですか
1発目からソレ引いちゃいますか![]()
動揺しながらも何とか盛り上げようと試みるも、その時の場の空気はいわずもがな・・・
最悪で御座います![]()
こうなるリスクも覚悟のうえでしたが・・・
まさか1発目で1番クジが出ようとは![]()
やっぱり1番クジを抜いておかなかった俺に非があるのでしょうか![]()
駄菓子屋のおばちゃんが1番クジを抜いておくのも、ある意味正解なのだなと身に染みた夜で御座いましたとさ![]()

