初盆 | げちぇらっちょ!

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コレといったコンセプトを持たず、徒然なるままに。
あーコイツ「ばか」なんだなぁと、生温かい目で見るがよい。

今年の2月に逝ってしまった、おばあちゃんの初盆です。



寝たきりになってから、半年もちませんでした・・・



でも、その間が1番、おばあちゃん孝行できたかな。



夜の8時半におばあちゃんの部屋に行くのが日課でした



薬を飲ませたり



足を揉んだりした後に



電気毛布の温度を調節して



部屋の明かりを消して



おやすみなさい。



毎日は無理だったけど・・・



家にいる時は、おばあちゃんの部屋に8時半。





でも、ある日を境に行かなくなった



8時半には既に、おばあちゃんの部屋の電気が消えてるようになったから。



不思議に思って、お袋に聞いてみた



おばあちゃんの部屋、誰が電気消したの?



私が消したよ。



次の日も、また次の日も・・・



8時前に家路に着いても、おばあちゃんの部屋の電気は消えていた。



それからは夜に、おばあちゃんの部屋に行く事はなくなった・・・



起こしても悪いと思ったから。





おばあちゃんが逝ってしまう前日の夜に



おばあちゃんがご飯を3日も食べてないと聞かされた・・・



そんな事はもっと早く報告しろや!と思いながら



時計の針を見ると、時刻は既に10時を過ぎていた。



明日の朝にでも様子を見に行くことにして



その夜も、おばあちゃんの部屋に行く事はなかった。





次の日の朝・・・



お袋の大きな声が聞こえた



嫌な予感



立ちあがりかけた瞬間、部屋のドアが開いて親父がこう言った



今、おばあちゃん・・・息をひきとったから。



おばあちゃんの部屋に向かう



泣き崩れるお袋の姿・・・



寝ているようにしか見えない、おばあちゃん。



俺は何も言えなかった・・・



いや、何も言いたくなかった・・・



だって・・・



おばあちゃん・・・



まだ温かかったから・・・。








生前のおばあちゃんに頼まれた、最後の買いもの。



おばあちゃんは古い人だから



男の人に買いものを頼むなんて、すまないねぇ・・・



そう言って、申し訳なさそうな顔をした。




いいんだよ



買ってくるよ



焼きたてのタイ焼き、買ってくるからね。





おばあちゃん、ごめんね・・・



おばあちゃんが生きてる間に、タイ焼き渡せなかったね・・・



タイ焼き買ってくるって約束したのにね・・・



今でもずっと・・・



最後の約束、守れなかったことが心残りだよ。








また一緒に、暮らせたらいいのに・・・。