長年使っているセントラルクリーナー(建物自体にビルトインされた集中式掃除機)が動かなくなったのでメーカー(ナショナル)修理を依頼したのだが、20年前製造のものは部品保有期間10年が過ぎているので修理出来ない、と言われていました。
そこで自分での修理に挑戦してみたのです。
この修理にあたっては某ブロ友さんに協力いただきました。
クリーナー本体の中にあるACモーターの不良と思われます。
モーターを取り出します。
ナショナル(現パナソニック)のモーターです。
ブロ友さんの協力を得てスイデン社のモーターと互換出来るかも、と言うことで左のスイデン社製に交換しようと取り寄せたのだが、形状も違って回転方向も逆で使えませんでした。
モーターの故障ならブラシの摩耗でしょう、と言うことでブラシを交換します。
ブラシの交換はこのホルダーの爪を開けて中に入っているカーボンブラシを取り外します。(写真は取り外したところ)
接点部からの導線はホルダーに溶着されているので切断します。
2個付いているうち、片方はもう完全に限界まで摩耗していました。接点の部分はこのスプリングで押さえつけているのです。ブラシの摩耗度は左右で差があるのですね。
交換の仕方はスイデン掃除機の取扱説明書が参考になりました。(ナショナルのにはこの説明が書いて無いのです)
新しい交換用のカーボンブラシを購入します。ネットではいろいろなブラシパーツが販売されているがスイデン製のものが互換ありそうなのでそれにしたらぴったりでした。これは2個1組かと思ったのだが1個でした。仕方が無いので片方だけ交換します。交換用ブラシは半田付けしなくても良くて、はめ込み式になっているのだが、スプリングを押し込むのに苦労しました。
交換用カーボンブラシを装着しました。
回転子が汚れていたのでガソリンを含ませた綿棒で掃除します。
見た感じでこのモーターって筐体がダイカストで結構頑丈に出来ているようです。。
片方はもうひとつブラシ調達後に交換しましょう。
組付けると正常に動きました。とりあえずはこれで使用出来るようになりました。
ふうぅ、ブラシ交換は屋内作業だが、夏の本体組付けの屋外作業は暑いので休み休みでやりました。
2ヵ月前の記事。