地図を見ていて川島町の中に大きな環状集落があるのに気が付きました。川島町は荒川と越辺川に挟まれた山の無い関東平野の真っただ中にあります。その中のここは旧三保谷村地区です。
ここは環状田んぼの西端、集落センターの前。お地蔵さんと庚申塔があります。
その時、一輪車を押して家に帰る地元の人と行き会って話を聞けました。自分と同じ帽子(JA)を被っていたので和気あいあいと話が出来ました。
その方の話によると正面の集落センターはかつてのお寺の跡だそうです。
ここから環状を東西に横断する道路を東に向かって行きます。この道路は中央道路とでも言うのでしょうか、直線で1Kmくらいある農道です。円形の農地全体が碁盤の目のようになった圃場整備は昭和の初期に行われたようです。
電柱が立っているが、これは昔あった揚水ポンプ用と思われます。(今はポンプは無い)
2つ目の橋があるところで南に向かってみます。
南に200mほど行ったところに周囲の田んぼよりも50cmくらい高い草地があります。ここにかつてこの辺りを統括していたお屋敷があったようです。先ほどの方に教えてもらいました。
東に向かって行くと十字路中央に三級基準点がありました。
サギがいました。
水は集中的に引き込まれているようです。右の箱は使われていない配電スイッチです。
中央付近から360度を撮ったユーチューブ動画です。(令和3年6月)
環状集落は直径が1Km近くあるため、3つの区に分かれている。
<参考>
この環状集落の北西側に重要文化財に指定された「鈴木家住宅」があるが、一般的には公開されていないようです。
環状集落の北西部、細い路地から未舗装道路を入ったところに鈴木家がある。。
説明書きや案内の表示は無いが、川島町のHPによると江戸中期の建造との事。
かつて、昭和の合併まではこの近くには旧三保谷村の役場もあったようです。