長中波帯用のLPFを製作しました
送信機の終段用ではなく、発振器の波形整形を目的としています
小型です
回路図 (パイ型LPFの3段構成)
コイルのインダクタンスとコンデンサーの静電容量を
実測して、計算値との誤差を確認しました
いずれも、10%以内です
コンデンサーは、メタライズド型(耐圧630V)です
LPFの基本式から、長中波帯での必要な定数を計算します
この表の値を標準としました。
表の左の計算式は、他の周波数でも使えます
例えば、7MHzでは、
L=8000÷7000=1.14μHのコイル
C=400×1.14=456pFのコンデンサー
で製作出来ます
リードのP4ケース
(W 100×H 40×D 70mm)に実装
当初は、パイ型4段を計画していましたが、
ケースに合わせて、3段としました。
50負荷時の特性
DDS-VFOの出力波形の高調波が
約55~60dB減衰しています
475Kでは、第4高調波が無くなっています
このLPFを使う目的は
① DDS-VFO出力を整形して、空中線の正確な測定値を得る
② DDS-VFO出力から高調波を取り除いて、送信機へ入力する
次は、何を改善しようかな。