良い天気です

 

 

 

竹林の整備でしょうか

 

 

 

 

 

 

荒川河川敷

富士山が見えました  東方向

 

 

 

北方向には赤城の山

未来のJリーガーを見つめています

 

 

 

 

大小のイチョウの木 6本

 

 

 

 

道路沿いの大木

何か、ぶら下がっています

 

 

 

コークの缶が2個

 

 

誰が、何のために・・・

 

 

 

穏やかなウオーキングでした

 

2時間 12205歩

 

 

 

長中波帯のアンテナには必須の「延長コイル」です。

エレメントの途中にコイルが入ったホイップアンテナについて、

そのコイルを「短縮コイル」と呼ぶ例がありますが、

これは間違いで、「延長コイル」が正しい呼び名です。

 

父島で現用のアンテナエレメントと

延長コイルとの動作

 

 

 

 

延長コイルの必要なインダクタンスを計算します

 

 

 

延長コイルは、微調整用のLBと直径22cmの大きなコイル

L1、L2で構成します

L1,L2は、0.1㎟Φ×100本のリッツ線を90回巻いています。

また、前段の計算で、136K帯には最大3520μHのコイルが必要なので

2個のコイルを相互インダクタンスで結合しています。

結合した時の L=4100μH。

 

 

 

 

延長コイルの損失抵抗RLを測定します。

このRLは、1W以下と規定されている

等価等方放射電力(EIRP)の計算に使います。

LBは微調整用の可変Lのコイルで、2個のコイルの結合を連続可変としています。

大きいコイルの内側を小さいコイルがスライドします。

 

 

 

 

RLの測定ベンチ

この写真では、全体のLを最大として測定しています。

 

 

 

測定結果

 

以上の測定により、136K帯の運用では、

 

延長コイルによる損失抵抗は29Ω以下となり、

475Kでは12.3Ω以下となります。

これより大きい値になった場合は、測定作業に不備があります。

 

 

 

前段の「短縮コイル」という呼び名について、

いつだったか、ハムフェアの会場に「短縮コイル」と大書した

ブースがありました。

なぜ「短縮コイル」と呼ぶのか、質問すると、答えは

「このコイルを使うとエレメントが短縮できるから」との回答。

そこで「ニッパーで切っても、短縮できるね」と話かけると、

2名の担当者は無言となり、顔を見合わせて、困惑状態でした。

反論できなかったのでしょうう。

「ニッパーで切れば、短縮できる、高価なコイルを使う必要は無い」

を瞬時に理解したのでしょう。

 

 

 

「延長コイル」の反対の動作をするのは、

「短縮コンデンサー」と呼んでいます。

例えば、20m長のエレメントの途中にコンデンサーを挿入し、

全体を7メガに共振させると、

エレメントは電気的に10mの長さとなり(電気的に短縮され)、

7メガ用の1/4ラムダのアンテナとして動作します。

「短縮コイル」、「延長コンデンサー」という言葉は

単なる造語であって、こういう動作をする電気部品は存在しません。

 

 

次は、測定器類をご紹介します。

 

 

 

 

今年の2月に父島で運用したアンテナをご紹介

136Kと475Kの運用に使用しました。

 

アンテナの外形と

設置場所上空からの姿図

 

 

 

 

アンテナ用の釣り竿は全部で6本

それぞれ、9段のグラスファイバー製で全長は10mです。

 

 

 

 

2本を固定して強度を増やします

 

 

 

A点(D点)   

古木に縛り付けています

左はシャック、写真の前方は崖になっていて、5m下方に都道があります。

同軸ケーブルが見えていますが、

HF帯を運用する常連さんが展開したもの

 

 

 

 

B点の様子

 

 

 

 

C点の釣り竿

ここから前方は山になり、上り坂です

写真の奥から、ときどき野ヤギが降りてきます

 

 

 

 

次に、長中波帯必須のラジアル接地

30m長のビニール線を30本、地面上や草の上に展開しています。

いわゆる接地抵抗値は、

136K帯で30Ω前後、475K帯で13Ω前後です。

これを更に小さくする事が、常に新しい挑戦です。

来年(2025年)は60m長×25本を予定しています

 

 

 

 

 

ラジアル線30本の集線盤

シャック(無線機)へのメインケーブルは、

2sqケーブルを3本束ねています

 

 

 

このままでは雨が降ると、

なぜか136K帯の運用ができなくなります。

反射が大きくなって、送信機が自動停止します。

このため、金属部分が雨に濡れないように、

プラケースでカバーしています

ラジアル線の先端も、ニッパで切ったままでは無く、防水しています

136K帯で、なぜ降雨があると送信出来なくなるのか、

理由は分かりませんが、ラジアル線の銅線が水に触れないようにして

解決しています。

 

 

次は「延長コイル」です

 

 

 

 

 

 

 

強い日差しです。

しかし、日陰は寒い。

 

 

雲のない空に月が浮かんでいます

 

 

 

 

鶏頭の赤も強い感じです

 

 

 

3軒の新築が完成したようです。

あれ! なんかおかしいよ

 

 

 

10月26日の様子

 

 

 

価格が、2680、2780、2880万円の3軒でした

 

 

 

 

今日は、3軒とも100万円、安くなっています

 

 

お客さんとの交渉で安くなったのではなく、

販売元の値下げのようです。

今年も残り1か月。早く売れないかな・・・。

 

注目しましょう。

 

 

 

2時間 12350歩でした。

 

続いて、中波帯送信機です。

正面

メータは、JA8IEVを開局した1970年に入手したもので、

メータの針の先端が「ハート型」をしています。

 

 

 

 

上面

この送信機の製作時は、部品配置などに時間がかかりました。

この送信機のノウハウを136K送信機に活用しています。

 

 

 

 

中央 タンク回路のコイルとコンデンサー群

コイルの右に6個のRFCが見えます

計算上は合計6mHですが、2個を密結合して

7.8mHのRFCとなっています。

 

 

 

LPF(下段)とSWR検出回路

 

 

 

回路図

 

 

 

 

この設計手段は、136Kと共用しています。

 

 

 

周波数が(136Kより)高いので、

使用するコアが少ないです。

 

 

 

次は、アンテナを紹介します。

父島で運用しているアンテナです。

 

136K帯真空管送信機のタンク回路とLPFを製作します

まずは、設計から。

 

現在では、真空管送信機の製作記事は、ほとんどありません。

60年以上昔のCQ誌のコピーを参考にしました。

 

 

 

タンク回路の設計

ここにある、プレート負荷抵抗を求める式からスタートします

 

 

 

それには、使用する真空管の動作表が必要です

 

 

 

 

回路設計の開始

上記の本に書かれている内容を自己流にまとめてみました

 

 

 

⑥のS1,S2は、本に記載された式・・・

円周率や波長の入った式を136K、475Kで計算した結果です。

 

 

以上で、タンク回路の各定数が出ました

この結果に近い値になるように、部品を調達・製作します

実測した値が計算値の±10%以内でOKとします。

 

 

 

 

次にLPFですが、パイ型の基本式から

簡易式を作り、必要な部品を集めました。

LPFのLとCを求める式は、他の周波数でも使えます。

 

 

 

部品の定数が決まったので、その値になるように製作します。

ここも 実測値=計算値±10%以内でOKです

 

 

なお、タンク回路もLPFも、コアの扱える電力量に限界がありますが、

今回は、タンク回路にはT200を3個、

LPFではT106を2個の使用で、

40秒間の連続送信での発熱はありません。

真空管なので、連続送信は30から40秒が限界です。

 

 

次は、475K送信機です

父島で運用している136K長波帯用の送信機をご紹介します。

まずは、その動作の動力源となる電源部。

電源部は、136Kと475K送信機に共用です

 

 

1970年にJA8IEVを開局した時

ヤエスのトランシーバーFT-400Sを使いました。

お役御免となっているので、

これを分解しその電源トランスを活用しています。

 

 

 

内部

 

 

 

送信機との接続

接続線のプラグの色と、電源側のターミナルの色を合わせてあります。

こうすることで、接続ミスを防いでいます。

電源の種類は、

高圧(620V)、低圧(248V)、スクリーン電圧(170V)、

バイアス電圧(ー80V)、ヒーター(6.3V)の5種類で、

これにアース用のケーブルで全部で6本で送信機に接続します。

 

 

 

回路図

図の左隅にT2という小型トランスがありますが、

その電圧をT1の高圧と直列として、高圧を構成しています

高電圧を確保するための「下駄」作戦です。

 

 

 

136K帯 CW 100W送信機

ケースはリードのAS-3です

 

 

 

両側のメータは、秋月で1個1000円でした。

真空管に流れるグリッド電流とプレート電流を確認します。

中央のメータは、SWRだけを確認します。

 

 

 

後面の様子

電源部との接続部分

 

 

 

送信機 上面から

 

 

 

 

タンク回路のコイルとコンデンサー群

タンク回路のコイルは、T200ー2を3段重ねです。

 

 

 

電圧増幅にV1:6BA6  励振増幅にV2:6AQ5

終段は、V3.V4:6146(2B46)の2本並列です

 

 

 

LPFを内蔵しています。

その上部に、アンテナ系からの反射電力を表示する回路を置きました。

一般的な、前進電力を表示するための切り替えSWと

その表示値を最大に設定するVRはありません。

運用中は、風や雨、更には野生動物によるアンテナ系の物理的変化があるので、

常に反射を確認することによって、その変化を知ることが出来ます。

よって、前進電力の表示は必要なし、との考えで設計しました。

前面パネルの工作が楽になります。

メータの取り付け穴だけ。

 

 

 

 

回路図

出力の確認は計算で行います

電波法施行規則に決められている通り、

送信時のプレート電圧(608V)、プレート電流(270mA)

そして法定効率60%から計算します。

変更(増設)申請書には、この計算式を示して、許可を得ました。

 

 

 

SWR計の回路図

N回巻きのコイルと抵抗Rとの接続により、

常にSWR(反射の程度)を表示します。

 

下段の「関係式」は、

私(ブログ主)が作成の途中で「発見した」式です。

この式が成立する定数でSWRの程度を表示することが出来ます。

なお、コイルのNについては、

等式が成立しても、それだけでは動作しません。

例えば、N回巻きの空芯コイルでは、動作しません

N回巻きコイルの136Kに対するリアクタンス(ωL)が

Rの10倍以上になるように製作します。

FT50-43に巻いています。

実装上は、Rに固定抵抗を使う場合は、C1を可変にし、

またC1が固定の場合は、Rをボリウムにします。

 

 

 

 

パワーメータが無いので、運用中の出力確認は、

プレート電流計の指示値で「電波が出てるナ」と判断しています。

アンテナ系の動作不良があると、SWRのメータが大きく振れ、

プレート電流計が標準値(270mA)より大きく表示します。

 

 

 

次回に、真空管送信機のタンク回路とLPFの設計をご紹介します。

 

 

薄曇りの空

日差しがあるので、ウオーキングに出発

 

 

 

5年ほど前まで、梨畑でした。

更地になり、造成が始まりました

ゴミ置き場も作られているので、団地になるのでしょう

 

 

 

 

北本市のスポーツ広場

サッカー少年の声が飛び交っています

100m×200mの広さです

 

 

 

 

 

荒川河川敷

久しぶりの富士山が見えました

女子高校生が汗を流していました

この写真を、読売新聞に投稿してみました

 

 

 

 

1時間40分  10536歩

 

 

 

続いて、長中波帯の発振器です。

9月に本ブログで紹介しましたので、再掲です

 

 

ケース前面

スイッチでバンドを選択し、CW送信時にLEDが点滅します

 

 

 

後面

下段・左に電鍵を接続します

下段・右には親受信機の電鍵回路を接続します

これにより、モールス送信時に、

親受信機でサイドトーンを聴くことが出来ます。

 

 

 

 

内部

内臓のLPFが左側、右が発振回路と分周回路

 

 

 

 

回路図

      8736kHzを64分周して、136.5kHzを

7560kHzを16分周して、472.5kHzを得ています

それぞれLPFを通して、送信機へ出力します

 

 

 

 

水晶発振器に周波数の変動があっても、その変動量も分周されるので、

出力周波数は安定かつ正確です。

 

 

 

従来は、周波数可変のDDS発振器を使っていましたが、

送信周波数が固定であることから、水晶発振に変更しました

運用周波数に応じて、スイッチを上または下に切り替えるだけです。

 

 

次は、136K帯送信機をご紹介します

 

 

 

 

来年の父島運用は、2月上旬を予定しています。

19回目のJD1運用では、

リグ等、持参する資材の小型・軽量化を計画しました。

まずは、受信関係から。

 

 

受信コンバータにより、

長中波帯を短波帯の周波数に変換し、

HF帯トランシーバを親受信機として受信します。

受信コンバータは全自作、

親受信機は、2005年に組み立てたKX1を使います。

KX1は、2017年2月に生産終了となっています。

 

 

 

 

長中波帯の送信周波数は、

136.5kHzと472.5kHzとしています。

136.5kHzは、2012年から、

472.5kHzは、2019年から送信していますが、

今の所、変更の希望等は無いようです。

コンバータにより、それぞれを次の周波数に変換します。

136.5kHz→7136.5kHz

472.5kHz→7172.5kHz

 

 

 

136K受信コンバータ回路図

136.5kHzの周波数変換のための局発は7000kHzです。

これをDBM(ダブル・バランスド・モジュレータ)に加え、

7136.5kHzに変換して、親受信機へ出力します。

CONTは、送信機の送受切替スイッチに接続し、

送信ONでオープンとなって受信停止、

送信OFFでアースとなって受信開始、と動作します。

 

 

 

475K受信コンバータ回路図

この回路では、6700kHzの局発により、

7172.5kHzに変換しています。

475Kコンバータでも、

136K用の7000kHzの局発を共用出来ますが、

この場合、バンド変更時に7136.5kHzから

7472.5kHzへの親受信機のダイヤル作業が面倒なので、

近い周波数にしました。

 

 

 

 

受信機KX1の受信周波数設定の様子

① バンドスイッチで7を表示

1秒後に、あらかじめ設定した136が表示

バンドスイッチを押すと、36.5を表示

ダイヤルを押すと、6.50を表示

これにより、7136.50kHzの受信開始

各操作後の表示になるようにするための

最初の設定には、時間がかかります。

 

 

次に7172.5kHzの受信設定です

 

 

136Kの設定値「136」が表示されるので、

ダイヤルを回して「172」に変更します。

 

 

いままでは、親受信機としてK2(オールバンド、100W仕様)を

使っていましたが、これをKX1に交代。

小型・軽量化を達成しました。

KX1の表示窓が3桁なので、操作と上位桁の記憶が必要です。

 

 

 

なお、受信コンバータの出力をKX1に接続するので、

KX1が送信状態になると、出力3Wが受信コンバータに入力します。

このため、KX1の送信出力は0Wの設定しています。

KX1でHF帯を運用する時は、パワーを設定します。

 

 

 

次は、送信用の発振器をご紹介します。